Windows10 上で、Word や Excel などのアプリを利用して日本語入力している最中に突然、アプリが終了してしまう...
せっかく作成していたデータが一瞬でなくなってしまうなんてことがありませんか?
もちろん状況によっても異なりますが、アプリが終了しても、再起動すれば、自動バックアップが機能して、とりあえず元のデータが復元されることもあります。
日本語入力中に、突然アプリケーションが異常終了してしまう事例は、明確にこういった場合に発生するというものがなく、さらに不定期に発生するために再現性も低く難しい問題の一つです。
ただし、その要因として、一番大きくかかわっていそうなのが、MS-IMEの "予測入力" の機能。もし頻繁に発生するようであれば、この予測入力の機能を一旦無効にして症状が再発するか確認してみるといいかもしれません。
【予測入力のON/OFFの設定手順】
1) 画面右下のタスクバーの ”A” または "あ" と表示されている言語設定のところを右クリックし、表示されたメニューから、"プロパティ" をクリックして開きます
2) "Microsoft IME の設定" というダイアログが表示されたら、"詳細設定" をクリックします
3) "Microsoft IME の詳細設定" のダイアログが表示されたら、"予測入力"タブをクリックして開き、"設定" のところにある、"予測入力を使用する" のところで、クリックして、チェックが外れれば、OFF。逆にチェックを入れれば、ON となります
異常終了などした後に、Windowsのイベントログを確認してみて、障害の発生しているモジュールが "IMJPAPI.DLL" であったとしたら、この "予測入力" の機能でトラブルが発生していることになります。
こうした文字入力に関連して、Officeのアプリが異常終了してしまう事例については、"Office Support Team Blog JAPAN" のブログでも情報が更新されるようなので随時チェックしてみるといいんでしょうね。
またこうした既知の問題に対する修復状況などは、Windows版、Mac版 共に、”最近の Office の問題に関する修正プログラムと解決策” のようなところでもその対応状況が更新されています。
例えば現在、"Word がクラッシュし、パフォーマンスが低下する" という例が公開されています。ちょっと古い情報ではありますが、起動すると、"0xC0000142" が表示されて起動できなくなるというもの。こちらについては、" バージョン 1803 (ビルド 9126.2116) 以降で修正されています" とありますから、バージョンが古ければ Update すれば解消するということですね。
さらに "Office 更新プログラム" のリリースノートなどでは、更新プログラムでどういったものが修正されているかの説明などもあったりしますので、こうした情報も併せて確認していただくといいかもしれませんね。
もちろん、こうして予測入力が要因だった場合だとしても、またそうではない場合だとしても、ご利用環境(OSやOfficeのバージョン)、ご使用状況(どんな使い方をしていたらそうしたエラーに遭遇したのか)といった情報をフィードバックしておけば、それが一部の特定の環境のみで発生しているものではないとなれば、その後の Update などで、修正されていく可能性が出てきますので、ぜひフィードバックしておきたいものですね。
<参照>
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