たまにはこんな話題も。
ブログで利用する画像などの加工に利用させていただいている グラフィックスエディタ "GIMP" なんですが、先月 GIMP 2.10.4 という新しいバージョンがリリースされました。Mac でも、Windows でも共通のインターフェースで、さらにはフリーウェアなので、無料で利用できるので非常に重宝しています。
まぁ、そんなことにも気にせずに、Gimp 2.8.22 を使い続けていたわけですが、どうも起動時のフォントの読み込みに時間もかかるし... ってこともあって、すっごく久しぶりに最新バージョンに Update してみました。
起動時のスプラッシュ画面も、一新されて、何となく新鮮です。
GIMP では、その運用方法として、マルチウィンドウモードと、シングルウィンドウモードが選択できるようになっています。まぁこれは、Gimp 2.8.22 でも一緒で、特に変わったところではありませんが、今まではどうしてもマルチウィンドウモードの方を使っていたので、シングルウィンドウモードにすると、複数の画像を読み込んでタブ切り替えなどもできるんだな?といまさらに感心してしまった次第です。
【日本語表示にする】
今までの画像をご覧いただくと、お判りいただけると思いますが、GIMPの場合、インストール直後は、インターフェースは英語表示です。もちろん多言語対応なので日本語で表示する場合には日本語表示に変更することが可能です。
まずは、image>Preference と開きます
Preference のダイアログが開いたら、左ペインの、Interface をクリックして、右ペインに表示された、"Language" のところの "System Language" のところをクリックして、"日本語" をクリックします。そして、OK をクリックすれば完了
そして、いったんGIMPを終了して再起動!
スプラッシュ画面に表示されるメッセージも日本語化され、起動してみればきっちり日本語になってますね。
もちろん日本語でもいいんですが、しばらくは、英語の勉強にもなるし、英語のインターフェースで使用するのも面白いですね。
【ポータブル版】
ところで、GIMP には、本家で配布されているような、インストール版の他に、USBメモリやネットワークドライブなどにいれておいて、利用できる、ポータブル版というのがあります。
USBメモリに入れておいて、持ち歩くもよし、ネットワークドライブや、PCのCドライブ以外のドライブに入れておいて、デスクトップにショートカットを作成してそちらから起動するもよし。
比較したことはありませんが、おそらくかなり高精細な画像を扱うのであれば、動作が遅いなどの問題にもなるかもしれませんが、PCのCドライブを圧迫せず、さらにはレジストリなどを汚すことなく利用できる。またPCがトラブルで起動できなくなっても、再インストール後などにショートカットアイコンのみ作成すればいいという意味では、非常に重宝です。
そんなPortable版を入手できるのが "Portable Apps.com” というサイトです。そちらをご利用の場合には、以下のところからダウンロードしてみてください。
もちろんGIMP以外にもいろいろありますので、興味のある方は、他のアプリも覗いてみてください。
【ドロー系も忘れてはいけない】
そして、もう一つ。GIMP が ペイント系のグラフィックスソフトであるのに対して、ベクター画像を扱える ドロー系のグラフィックスソフトといえば... INKSCAPE。こちらは、現在最新バージョン(安定版)が、今年リリースされた Ver.092.3 となります。
Microsoft Office でも、SVG(Scalable Vector Graphics)を扱えるようになったので、SVGデータを作成できるこうしたフリーのソフトもやはりこれから活躍の機会が多いかもしれません。Galleryなどで作品を見ていると改めて絵心があるっていいな?と感心するばかり。
こちらも、Windows や Mac のどちらでも利用可能で、インストール版の他にも、PortableApps.com で、Portable版がありますので、どちらでもご利用いただけます。
<参照>