以前にも何度か?とりあげた Office Centennial。そうです、簡単に言ってしまえば MSストア版 Office 製品ということになります。
【過去の記事】
ぜひこちらもご参照ください。
さてこのストアアプリ版の Office 製品ですが、以前にも取り上げましたが、だいぶ広がり始めています。
当初、Windows 10 S のようにストアアプリのみダウンロードできるOS用に提供が開始されたものではありましたが、現在は、メーカー製のPCでも、普通にプレインストール版として提供されています。以前に、"ストアアプリ版 Office が増えつつある?" というタイトルでも取り上げましたが、Windows 10 Fall Creators Update 以降に、このOSを搭載したPCでは、むしろストアアプリ版の方が搭載されて販売され始めています。
【なぜ? Office Centennial というのか?】
まずはちょっと、豆知識から。ストアアプリ版の Office のことを、"Office Centennial" というそうです。
なぜか?
Japan Office Developer Support Blogによると、"この形式では、Office 2016 は Microsoft ストアを通じてインストールや更新を行います。他のストア アプリと同様、この方法で提供される Office 2016 はユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) でパッケージ化されています (デスクトップ ブリッジという方法を用いています)。このような仕組みを Centennial とも呼ぶため、Microsoft ストア版 Office は「Office Centennial」とも呼ばれます" とのことです。
Japan Office Developer Support Blogによると、"この形式では、Office 2016 は Microsoft ストアを通じてインストールや更新を行います。他のストア アプリと同様、この方法で提供される Office 2016 はユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) でパッケージ化されています (デスクトップ ブリッジという方法を用いています)。このような仕組みを Centennial とも呼ぶため、Microsoft ストア版 Office は「Office Centennial」とも呼ばれます" とのことです。
【アップデート】
ストアアプリ版 Office 製品 の Update は、通常の Office 製品と異なります。
MSI版: Windows Update を介して更新
C2R版: Click-to-Run による更新
ストアアプリ版: ストアアプリの更新
C2R版: Click-to-Run による更新
ストアアプリ版: ストアアプリの更新
上記のようにOffice製品であっても、ストアアプリ版の更新は、他のストアアプリと同様にストアアプリの更新の方で自動で更新されます。
1) スタートメニューなどから、Microsoft Storeアプリを起動します
2) Microsoft アカウントでサインインしていない場合には、サインインします
3) ストアアプリ右上の […] > [ダウンロードと更新] とクリックします
4) [最新情報を取得する]をクリックするとアップデートの確認を行います。検出されれば自動でダウンロードが開始され、更新がスタートします
5) 更新が完了、あるいは更新プログラムなどのチェックが終わってない場合には、"最新の状態です" と表示されます
【修復と再インストール】
デスクトップ版の Office に限ったことではなく、ストアアプリ版の Office についても、トラブルは避けられません。そんなときの対処法、そして、再インストールについてご紹介します。
-- 修復:
C2R版の場合には、スタート>設定>アプリ>アプリと機能 と開いて、Office 製品を選択して、"変更" をクリックすると、クイック修復か? オンライン修復が選択できます。
これに対して、ストアアプリ版の Office 製品には、スタート>設定>アプリ>アプリと機能 と開いても、"移動" と "アンインストール" しかなく、"変更" がありません。
Microsoft Edge や Windows 10 版 OneNote(ストアアプリ版) のように、修復とリセットは、"詳細オプション" から行います。
上記画像は、Windows 10 版 OneNote(ストアアプリ版)の例です。ストアアプリ版の場合には、上記画像の3枚目のMicrosoft Edge のように、"修復" もありました。この辺りは、アプリによって多少異なるようです。
** ちなみに、"アプリと機能" を開いても、仮に "Office Home & Business 2016" をご利用だったとしても、この製品名が表示されません。ストアアプリ版の場合には、"Microsoft Office Desktop Apps" と表示されているはずですので、ご注意ください。
-- 再インストール:
さて、ストアアプリ版 Office の 再インストール。再インストールについては、Microsoft ストアアプリから行います。"プレインストール版 Office 2016 再インストール" でも紹介されていますので詳細はこちらをご覧いただくとして、概略のみご紹介します。
1) スタートメニューなどから、Microsoft Storeアプリを起動します
2) Microsoft アカウントでサインインしていない場合には、サインインします
3) ストアアプリ右上の […] > [マイ ライブラリ] とクリックしてライブラリに移動します
4) "すべて所有済み" をクリックして所有済みのアプリすべてを表示させ "Office Home & Business 2016" 等のご利用の製品を探します。検索でも見つかるかと思います
5) そして、"インストール"をクリックするとダウンロードが開始され、インストールが始まります
Part 1 では、ストアアプリ版の修復と再インストールまで見てきましたが、Part 2 では、トラブルシューティングや最近確認したトラブルの事例などをご紹介させていただこうと思います。
<参照>
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