2018年08月02日

PowerPoint 2016 for Mac に加わったフォントの埋め込み機能

Windows 版の Office 製品(Word、Excel、PowerPointなど)では、普通に利用できるフォントの埋め込み機能。実は、Mac 版 の Office 製品には、まだこの機能がありませんでした。

PowerPoint のフィードバック(powerpoint.uservoice.com)では、4601件もの Vote がついていて、その日も近い...と思われておりましたが、ついに、先日 7/24 に配信された Office Insider 版 "Version: 16.16 (Build 180718)" にて、PowerPoint 2016 にフォントの埋め込み機能が実装されました。

USのMSコミュニティのディスカッションでも取り上げられてますが、"#1 UserVoice request in PowerPoint for Mac" だったんですね。


【設定方法】

1) PowerPointを起動し、メニューバーの "PowerPoint" をクリックし、"環境設定" を開きます

20180728-2.jpg

2) "保存" をクリックし、"フォントの埋め込み" という項目のところの "ファイルにフォントを埋め込む" をクリックして、オンにします

20180728-3.jpg 20180728-4.jpg


【利用にあたって注意したいこと】

1) 現在埋め込めるフォントは、TTF または TTC のみになります。OTF には対応しておりません

2) この機能は、Office 365 サブスクライバー向けの新機能です。Office Home & Business 2016 for mac などの買い切り版では利用できません

20180728-5.jpg

3) Office 365 サブスクライバーではない、Mac版のPowerPoint をご利用の場合、フォントの埋め込まれたプレゼンテーションを開くことはできますが、新しいプレゼンテーションにフォントを埋め込むことは当然できません


Mac版の Office 製品で言えば、まだ Word や Excel にはこの機能はありません。uservoice.com をみていると、Word についてはやはり望む声もあり、また開発者側でも検討はしているようです。

Mac版の Office 製品の中で、いち早く PowerPoint が対応したことになりますが、現在提供されているのは Office Insider Fast Ring のみです。Insider SlowInsider 以外のサブスクライバー向けにはもう少し時間がかかりますが、今しばらくお待ちください。

** TTF:True Type Font TTC:True Type Collection OTF:Open Type Font


<参照>





Microsoft Store (マイクロソフトストア)



posted by クリック at 10:29| 東京 ☔| Comment(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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