"セキュリティ更新プログラムやマルウェア対策ソフトウェアが正式に対処する前の、未知の新しい脅威から保護" するために提供されていた EMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)。
上記の画像は、EMET5.52 という現在の最新バージョンのものです。
さてこの EMET ですが、本来であれば、2017年1月27日にサポートが終了していたわけですが、ユーザーからの声を受けて、サポートが18 か月延長されておりました。
そしてその延長されていたサポート期限がとうとう7月31日と迫ってきています。
Windows 10 (Fall Creators Update以降)からは、この EMET と同等の機能が組み込まれています。
EMETを紹介しているMSの各ページにも出ていますが、"2018 年 7 月 31 日以降、EMET のサポートやセキュリティ修正プログラムが提供される予定はありません。 セキュリティ向上のため、最新バージョンの Windows 10 に移行することをお勧めします" とあるように、今後、こうした機能を引き続きご使用になるには、Windows 10 への移行が必要になります。ご注意ください。
** Windows 10 には、"Fall Creators Update" から "Windows Defender Exploit Guard" として組み込まれています。
【2018/7/21追加】
Windows 10 の Exploit Protection の画面及び参考ページは以下の通りです。Editionによってもサポートされる機能が多少異なりますので、詳細は以下のリンクをご参照ください。
また、Exploit Protection の画面を表示されるためには、Windows Defender セキュリティセンターを開いて、"アプリとブラウザのコントロール" から、"Exploit Protection の設定" とはいっていきます。
<参照>
【関連する記事】
- サポート詐欺の画面は、画面が消えれば終わり... ではないので注意が必要です
- 無線LANルーターとセキュリティ
- セキュリティソフトのアンインストール
- ESET の影響で、Microsoft Edge がクラッシュする
- ESET インターネットセキュリティがブラウザをクラッシュさせる
- 迷惑メール対策を考える (6) 〜 迷惑メールの発信をブロックするブラックリスト..
- サブスクライバー向けに Microsoft Defender の提供がスタート
- 迷惑メール対策を考える (5) 〜 迷惑メール対策に有効なフィルターの活用
- 迷惑メール対策を考える (4) 〜 迷惑メール対策に定評ある Thunderbi..
- 迷惑メール対策を考える (3) 〜 Outlook for the web の迷..