先月、5月23日に配信された Ver.1805(ビルド9330.2078) より、Word、PowerPoint、Outlook において、ハンズフリー入力がサポートされました。
当然、すでに 月次更新のものは、Ver.1805(ビルド9330.2124) と該当のバージョンより進んでいるのでさてどんなものか?ということで、新機能のチェックからしてみました。
Office 365 サブスクライバーであって、このバージョン以降に Update されていれば、Wordや、PowerPoint、Outlookなどのホームタブを開くと、"ディクテーション" という項目があるはず...
なのですが、どうもうちの Office には見当たらない....
機能的には、以前にこのブログでもご紹介した、Microsoft Garage Project で配布している Dictate と一緒のようなんですが、うちのPCには、"Dictation"タブ(Dictateのアドインで導入されたもの)はあっても、ホームタブにはそれらしきものはありませんでした。
ただし、ファイル>アカウント>新機能 と開くとちゃんと新機能として紹介されています。
まぁ機能的には、Dictate のアドインでも問題ないわけですが、今回のこの機能について紹介していた他のMVPの方から、どうもMicrosoftアカウントでサインインしていないと使えないらしい...という情報をいただきました。
確かに現在のマシンは、ローカルアカウントでサインインしているし、Office をインストールする際に、Microsoftアカウントを使用してインストールしたものの、Office についても、最初の画像でも確認いただけると思いますが、Microsoft アカウントではサインインしていない状況でした。
【改めてMicrosoft アカウントでサインインしてみる】
そこで改めて Microsoft アカウントにてサインインしてみました。ファイル>アカウント と開いて、
そして、PowerPointの作成画面に戻って、ホームタブをクリックしてみると....
出てきました。"ディクテーション" という項目が。Microsoft Garage Project で導入した、アドインはそのままなので、Dictationというタブとホームタブ内の "ディクテーション" と、2つ同じような機能が導入されたことになります。
今回確認した限りでは、特別、インストール時に使用したMicrosoftアカウントでないといけないということではなく、MSアカウントであれば問題ないようでした。
Office 365 サブスクライバー向けに提供されている機能によっては、今回のように、Microsoft アカウントでサインインしていないと表示されないもの... そんなものがあるんですね。
今後も新機能が追加されたはずなのに見つからない... という時には、確認してみる必要がありそうですね。
なお、この機能は Office365 サブスクライバー向けのものですので、買い切り版の Office 2016 personal などには追加されません。そうした場合には、以前このブログでも紹介した Microsoft Garage Project にて配布されている "Dictate' というアドイン(無料)をダウンロードしてご利用になってみてください。
<参照>
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