2018年06月23日

Office 2013、メインストリームサポート終了、延長ストリームへ

Office 2013がサポート終了??って聞くと、もう?と思われる方も多いかもしれませんね。私もすっかり気が付かずにこの日が過ぎていました。

ただしあくまでもサポートが終了といっても、2018年4月10日、メインストリームが終了して、延長ストリームに入ったという意味ですので、すべてが終了したという意味ではありません。

ただしメインストリームが終了するということは、無償サポートが終了します。

この他に、先日もちょっと触れたことがありましたが、MSコミュニティの中で、Microsoftエージェントというバッチのついた方からのサポートなどのコメントはつかなくなるなど、いずれにしても、ぼちぼち、Office 2016 以降への乗り換えを検討する必要があります。

以下の画像は、Office 2007 のサポート終了に合わせて公開された、Office製品のサポートライフサイクル期間の一例です。そして以下のページを拡大したものです。

20180619-1-0.jpg 20180619-1-1.jpg 


一目瞭然、ご覧いただくとお分かりいただけると思います。


【メインストリームと延長ストリームの違い】

"Microsoft Office 製品のサポート ライフサイクルについて" の中でも触れられていますが、同サイトから引用すると以下の通りです。

-- メインストリームサポート(5年):
  • 無償サポート
  • 有償サポート (インシデント サポート、時間制 サポート)
  • セキュリティ更新プログラム サポート (無償提供)
  • セキュリティ関連以外の修正プログラムのリクエスト
-- 延長ストリームサポート(5年):
  • 有償サポート (インシデント サポート、時間制 サポート)
  • セキュリティ更新プログラム サポート (無償提供)
  • セキュリティ関連以外の修正プログラムのリクエスト

無償のサポートが終了するという点と、製品の機能更新(新しい機能の追加など)が行われなくなります。延長ストリームでも、セキュリティ面の不具合に伴う修正などは引き続き提供されます。

なら大丈夫? そういう意味ではありません。

つまり、ぼちぼち次のステップ(次の製品)に移行する準備をしてくださいという期間が延長ストリームになります。次の製品を使い始めるのが遅くなれば、その製品のサポートサイクルにともなって、新しい製品とはいえ、利用できる期間が短くなります。

道路信号のイメージで例えるなら、
メインストリーム:   延長ストリーム:   サポート終了:
といった感じでしょうね。


【Office 2019 からは、Windows 10 しかサポートされない】

これまで何度かご紹介した、Office 2019 ですが、現在まだ Commercial Preview として、一部の方を対象にプレビュー版が提供されています。ただし、この Office 2019 では、Windows 10 のみがサポート対象になります。

それ以外のOSは、サポート対象外です。"Changes to Office and Windows servicing and support" の中でも触れられているとおりです。
すなわち、Windows 7 や Windows 8.1 上では、Office 2019 の製品は利用できません。

またこのサイトの中で、"The Office 2019 client apps will be released with Click-to-Run installation technology only. We will not provide MSI as a deployment methodology for Office 2019 clients." と触れられておりますが、これまでの Office 製品は、MSI形式と C2R(Click-To-Run)形式の2つの方法で提供されていましたが、Office 2019 からは、すべて C2R形式のみになります。


【2018年にサポートが終了する製品および、延長ストリームに移行する製品】

ソフト、ハードともに実は意外とあったりします。ご注意ください。"2018 年にサポートが終了する製品" によると、身近なものだと、

-- サポートが終了するもの
・Windows 10 Version 1607 2018/4/10
・Windows 10 Version 1703 2018/10/9

-- 延長ストリームに移行するもの
・Office 2013 2018/4/10
・Windows 8.1 2018/1/9

あたりがあります。


Surfaceなども例外ではありませんので注意が必要です。製品のライフサイクルのサイトでは現在は特に公開されておりませんが、以前にメディアでも2018/4/10がメインストーリーム終了になると報じられていました。


MSコミュニティのSurfaceのカテゴリを覗くと、先日、SurfaceRT/Surface2/Surface Pro/Surface Pro2 について アナウンスがありました。

20180619-2-1.jpg

もっとも、これらの製品は、"Surface を修理に出す方法" にもありますが、すでに生産中止になっていますので、わからないでもないところです。ただし、あくまでも製品のライフサイクルのページ上では、現在は明確にサポートが終了日はアナウンスされてはいないようです。 

またさらに、無償で配布されていた、Office互換パックについても、提供が終了しました。Office 2000〜Office 2003 で、Office 2007 以降で採用されているファイル形式である docx、xlsx、pptx などのファイルを開けるようにするものでしたが、さすがにこれはもういらないでしょうね。逆にまだこのニーズがあったことにもびっくりではありますが....。




<参照>



posted by クリック at 07:30| 東京 ☀| Comment(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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