これは、Yahooのサービス側が、TLS1.0/1.1のサポートを終了することに伴うもので、今後(2018年6月1日以降)は、TLS1.2に対応していない古い端末やOSでは、順次サービスが利用できなくなるというもの。
また更に、iPadmini などの古い端末の場合、Yahooのアプリなどが利用できなくなることから、iOS のアップデートを求められたりすることもあります。ただしこちらは端末が iOS9 までしか対応していないと Update ができないため、アプリ版のYahooではなく、ブラウザ(Safariなど)を介して利用するしかなくなります。
【古い端末は使い続けられない】
動くか?動かないか?というよりも、サービスを提供する側が古い端末では利用できませんよ?といってるわけなので、端末側ではどうしようもありません。仕様に従って、Updateできるものは Updateする。できないものは、端末を買い替えるしかないわけですね。
サービスを運営する側としては、サービスを行う上で年々厳しくなってくるセキュリティの仕様に合わせていく必要があるため、これに対応できない機器は必然的にサポート対象外になってしまいます。特に金融機関関連のサイトなどはいい例で、こうした対応が必須になってきます。
IE9への対応が終了するときにも、IE9などの古いブラウザでYahooに接続すると、上部にアップデートを促す画面が出たりしますが、これはやはり避けられないことです。
今回たまたま利用者も多いかと思って、Yahoo の例をご紹介しましたが、何もこれは Yahoo に限ったことではありません。Google だって、YouTube だって どこもそこのサービスを利用するうえで最低限必要な仕様があります。そして、その要件は年々厳しくなります。そのハードルを越えられない端末は切り捨てられるわけですね。
【自分の端末は問題ないか?】
ご利用のPCやタブレット、スマートフォンなどで上記サイトにアクセスしてみてください。
・対処は不要です: と出れば問題なし
・対処が必要です: と出れば何かしら問題があることになります
上記サイトで判定が可能です。
最近、やはりサポート終了に伴って以前に取り上げた X-アプリ に関する記事へのアクセスが非常に多いので、また別の機会にご紹介いたしますが、ソフトメーカーやハードメーカーがサポートを終了したような古いものには、リスクがある... そんなことを利用者としてもしっかり考えて使っていきたいですね。
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