Microsoft Edge、Snipping Tool と続いていろいろなところに影響が出ていた Rapport。
他にも何かあるんじゃないかな? と思ってちょっと調べてみました。すると、やはりほかにも影響が出るところがあるんですね。
今回は、これまでにご紹介した以外の部分で影響が出ているものについてご紹介します。
【スクリーンリーダーがWebページを読み取れない】
利用されている方は少ないかもしれませんが、目の不自由な方にとって、Webページの画面を読み上げてくれるこうしたスクリーンリーダーは、必要なツールですね。
このスクリーンリーダーが、Rapport によって制限がかかって読み上げてくれないケースがあるようです。
-- 対処法
一度削除してインストールしなおす必要があります。
そして、インストールの際に、"詳細" をクリックして、"私は視覚に障害をもち、色覚異常者用、または他のスクリーンリーダーの技術サポートを常用しています" を有効にする必要があるようです。
1) ご利用の金融機関のWebサイトなどから、Rapportのダウンロードページに移動します
2) そしてダウンロードをクリックして、インストールを開始。いくつかのステップを踏んでいくと、使用許諾の画面がが出ますので、"使用許諾契約の条項に同意します" は当然クリックしますが、ここでさらに "詳細" をクリックします
3) "詳細なオプション" の画面がでるので、"私は視覚に障害をもち、色覚異常者用、または他のスクリーンリーダーの技術サポートを常用しています" のところをクリックしチェックを入れます
4) すると "視力制限がある方のためのIBMセキュリティTrusteerエンドポイント保護のインストール" の画面が表示されますので、"必要な画面読み上げ機能" をクリックします
5) ”詳細なオプション” 画面に戻りますので、"続行する" をクリックします
6) 再度使用許諾の画面に戻りますので、"使用許諾契約の条項に同意します" が選択されていることを確認して、"インストール" をクリックします
あとはインストールが完了するまでお待ちください。
【その他の問題】
Snipping Tool がおかしいと思って確認してみたら、スクリーンリーダーにも影響があることが分かって今回のご紹介となったわけですが、Rapportのサポートページを見ていると、まだ他にも現在確認中、対応中の問題もあるようです。
・Microsoft Edge (EdgeHTML16以降) への対応
・Safari 10.1 への対応
・IE11で、電子証明書を使用するインターネットバンキングにログインできない
個別の機能に関しては、サードパーティ製のキャプチャリングソフトにも影響が出ているぐらいですから、もしかしたらまだ影響が出ているソフトもあったりするのかもしれません。
Rapport ご利用の際には、ぜひ一度ご確認ください。
<参照>
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