April 2018 Update がリリースされて、これまで、Windows Insider(Fast ring)のユーザー向けには、先日の4/12(日本時間4/13)から次期 RS5 の提供が開始されました。
そして従来の Skip Ahead を選択しているユーザーにも同時に更新プログラムが配信され、現在は、どちらも、Build 17643(RS5) が提供されています。(2018/5/10時点では、ビルド17666になっています)
【"Sets"ってどんなもの?】
さてこの RS5 の一つの特徴が、"Sets" という機能。Office Insider 向けに提供されているものでも利用が可能になっていました。
これまで、Windows Insider(Fast ring) で、RS4 を使っていたわけで、先日の Update から、改めて RS5 になったので、初めまして...の機能になるわけですね。
でも何となく見慣れないタブにふと気が付いたのが今...
例えば、同じExcel2016を比べてみると以下のような違いがあります。
左(Windows10 ver.1803/Build 17134.48 + Excel2016 ver.1804/Build 9226.2114)
右(Windows10 ver.1803/Build 17661.1001 + Excel2016 ver.1805/Build 9327.2006)
ご覧いただければわかるように、通常のタブの上にもう一つタブが増えています。つまり、"Sets" のウィンドウ内に、各アプリが起動するというイメージになります。
IEや Microsoft Edge などのブラウザのように、一つの枠組みの中でタブを切り替えてページを行き来できていたのと同じことが、異なるアプリ間で利用できるようにしたのが、この "Sets" です。
もともとは、RS5 の新しい機能でした。Build 17618 の時に、32ビットアプリケーションにも対応できるようになるなど、現在のバージョンに至るまでにも、順次機能が拡大しつつあります。
ブラウザのタブ操作と同様にドラッグ&ドロップで、切り離しもまた一つの枠にまとめることも可能です。
複数のアプリを起動して、タブで切り替えて利用する。必要に応じてタブから切り離して従来通りの形で利用することも可能です。
Word や Excel、PowerPoint のデータを案件ごとに一つのウィンドウで管理する... そんな使い方になるんでしょうか?
エクスプローラーでも同様に利用が可能です。
【"Sets" の有効/無効】
通常は、デフォルトで有効になっているようですが、ON/OFF は、
設定>システム>マルチタスク と開くと、
"セット" という項目がありますので、こちらで行います。
またこの設定画面では、特定のアプリに対して、このセットを有効にしないようにする除外設定もできるようになっています。
【今後もさらに進化し続ける】
ちょうどこの記事を書いていたところで、新たに Build 17666 のインストールが始まりましたが、こちらにおいてさらに "Sets" に新たなデザインが導入されたようです。デザインもさらに変わった "Sets"。
Windows に搭載されているアプリでも、まだ "Sets" に対応できていないものもあります。その一例が、ペイント。フォトアプリは、"Sets" で管理できるようになっていますが、ペイントではまだ無理でした。
今後も、Insider からの、フィードバックを受けて、RS5 の一つの目玉として進化を続けていくんでしょう。
新しくなれば、また新しい機能が登場する。面白いですね。発見と驚きの毎日、これだからやめられません。
【2018/05/11 一部修正】
【2018/05/11 追加】
ちょっと面白い記事を見つけたのでご紹介します。何気なく使っていたのであまり意識してませんでしたが、Mac OS Mavericks 以降でも、Windows で言えば、エクスプローラーにあたる Finder で、アプリケーションなどのところを開いて、タブを追加して切り替える操作ができるようになっています。
上記の画面は、macOS Sierra(Ver.10.12.6) の画面ですが、似たような機能ではありますが、異なったアプリを統合できるという点では、この Mac OS の機能よりは一歩進んでいるんでしょうね...
<参照>
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