2018年03月24日

Windows Liveメールから、Microsoft Outlook 2016 にデータをエクスポートできない

サポートが終了して、早一年。

20180324-1.JPG

でも実際のところ、まだまだご利用の方も多いようです。
ご利用中の方は、くれぐれも早々に移行していただくことをお勧めいたします。

Windows Essentials

さてそんな移行にあたってのトラブルの一つの事例をご紹介いたします。


【64ビット版のOutlookにエクスポートできない】

"エクスポートできませんでした。MAPI を初期化しているときにエラーが発生しました"

これはエラーの一例です。

Windows Liveメールは、32ビット版しかありませんが、32ビット版の Windows Live メール から、64ビット版の Outlook へデータをエクスポートで書き出そうとすると上記のようなエラーがでて、エクスポートできません。

"既定のメール クライアントが設定されていないか、または現在使用されているメール クライアントがメッセージングの要求を実行することができません。Microsoft Outlook を実行して、既定のメール クライアントとして設定してください"

といったエラー表示が出たりすることもあるようです。

これは、Outlook 2013 以降の制限事項となります。

参照させていただいたサポートのページにも、

"64 ビット版の Microsoft Office または Microsoft Outlook がインストールされている場合、Outlook Express および Windows Live メールは Outlook にエクスポートすることができません"

とある通りです。

回避策もサポートページにはあるようですが、いずれにしても一度、32ビット版の Office 2016 などをインストールしなおして、一旦、Outlookにメッセージをエクスポートした上で、再度、必要に応じて 64ビット版を入れなおすなどが必要になります。また、メールデータを移行するツールなどを利用して移行すれば、そのままでも可能かもしれません。

通常、Office の場合には、インストールにあたっては、32ビット版が既定値となっています。

ただし、64ビット版をあえてインストールされている方や、32ビット版がいいのか? 64ビット版がいいのか? 迷われている方もいらっしゃるようですが、こうした互換性の問題ということもあるので、64ビット版選択の際には注意が必要です。


<参照>

Outlook 2013 (64 ビット) にインターネットのメールとアドレスを移行する際の問題
64 ビット版または 32 ビット版の Office を選択する

posted by クリック at 10:30| 東京 ☁| Comment(0) | Microsoft Outlook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。