
そもそも、Mac 用のマウスにも、トラックパッドにも、ボタンは1つしかない。左も、右もない......そんな認識でしたが、でも調べてみると、意外と Apple の Web サイトでも、"右クリック" について触れているんですね。
command+C とか、command+V といった、操作ではなく、ちょっと、違和感を感じてしまう "右クリック" について取り上げてみました。
【副ボタン】
そもそもが、"右" ボタンとは言っていません。"副ボタン" という言い方をしています。Appleのサポートサイトでも、"Mac コンピュータでは、右クリックは「副ボタンのクリック」や「『control』キーを押しながらクリック」と表現します" とあります。Apple 製品には、マウスもトラックパッドもボタンも一つ。ですが市販されているマウスって、複数ボタンがあるので、そうしたものに対応させるべく、言い回しや、設定についてあるんでしょうね。
通常は、command キーや、controlキーを押しながらクリックしたりして、いわゆる 右クリックと同じ操作を行います。また、Sierraなどでは、トラックパッドを二本指でタップしても、同様の機能が利用できます。
【右クリックの設定】
Apple の純正マウスの場合には、当然ながら、右ボタンなどありません。ノートPCなどのトラックパッドも同様で、ボタンは一つです。でもこの一つのボタンを、左側、右側通す位置によって、左クリック、右クリック を使い分けられるようにするためには以下の設定が必要です。
・トラックパッドの例:
アップルマーク>システム環境設定>トラックパッド と開きます。
ポイントとクリックのダイアログが開いたら、"副ボタンのクリック" のところで、"右下隅をクリック" に設定を変更

* マウスについても、同様に、システム環境設定からマウスを開い行います。ただし、Windowsなどで使用されているUSB接続の2ボタンマウスについては、USBポートにつなげば、右は右、左は左と正常に動作します。
まぁ、わかってしまえばなんでもないことですが、たまたま PowerPoint 2016 for Mac のサポートページの記述を見て、"右クリック" は、Windows的な発想だろう??と思ってしまったので、とりあげてみました。
<参照>
・Mac で右クリックする方法
・macOS Sierra: 右クリック
・macOS Sierra: トラックパッドとマウスのジェスチャ
・Macの右クリック