これまでであれば、カスペルスキーが要因で不具合...などという例をご紹介してきていましたが、今回は逆で、.Net Framework の更新プログラムによってカスペルスキーが影響を受けているという例になります。
すべての環境で発生するものでもないようですが、カスペルスキー側でも確認されているようで、サポート情報が更新されておりました。
【要因】
今回の要因となるのは、
Microsoft .Net Framework 4.7.1 (KB4033342) の更新プログラムです。
こちらについては、Microsoft側でも既知の問題として把握しており、現在対応中のようです。
【回避策】
当面は、Microsoft .Net Framework のバージョンダウンなどの措置が必要なようです。
・"TypeInitializationException"または"FileFormatException"のエラー、2018年 1 月 9日をインストールした後に、代替フォントを要求する WPF アプリケーションで .NET のセキュリティと品質プログラムのロールアップ (KB4055002)
今回、文字化けが発生したようなケースでは、上記サイトで紹介されている情報をもとに対処してみてください。
ただしカスペルスキーのページにもありますが、文字化けは発生していても、セキュリティの機能自体は正常に動作しているようです。
【追加情報】
1月に配信されている、更新プログラムは、今回ご紹介したもの以外にも、いろいろな面で影響がでております。その一例を追加情報として Up させていただきます。
Toshiba の Dynabook に搭載されている Quosmio AV Center が動かなくなって TV が観られなくなるのも、Windows8.1の場合には、KB4056898 または KB4056895 が、Windows7の場合には、KB4056894 または KB4056897 が影響しているようです。
・「Qosmio AV Center」でTVが視聴できない/「TOSHIBA Blu-ray Disc(TM)Player」または「TOSHIBA VIDEO PLAYER」でメディアが再生できない
こちらについては、Toshiba でも問題は把握しているものの、更新プログラムを削除するという暫定的な対処法のみしか現状では案内されていないようです。
今後、上記サイトも更新されていくかと思いますので、こちらに該当される方は、時々覗いて確認してみてください。
<参照>
・カスペルスキー製品の文字化けについて
・"TypeInitializationException"または"FileFormatException"のエラー、2018年 1 月 9日をインストールした後に、代替フォントを要求する WPF アプリケーションで .NET のセキュリティと品質プログラムのロールアップ (KB4055002)
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