プログラムをダウンロードしてインストールしようとすると、"このPCの設定では、ストアの確認済みアプリのみがインストールを許可されています" と表示されて、プログラムのインストールができないことがあります。

Surface Laptop のように、Windows10 S の場合には、その仕様により "ストアアプリ" のみしかインストールができませんが、Windows 10 Homeなどの通常のものはこうした制限はないはず... と思われている方も多いかもしれませんが、Winodws 10 Creators Update(Ver.1703) から搭載されている機能で、インストールできるプログラムに制限をかけられるようになっています。
【インストールを制限する】
早速どんな形で制限がかけられるか確認してみましょう。
1) スタート>設定 として、設定画面を表示し、"アプリ" をクリックします
2) "アプリと機能" のダイアログが表示されたら、"アプリのインストール" のところで、"ストアのアプリのみ許可する" となっているかと思いますのでこちらの設定を変更します


【設定内容について】
この画面で設定できるのは、
・任意の場所のアプリを許可する
・ストア以外からのアプリをインストール前に警告する
・ストアのアプリのみ許可する
の3通りです。
・任意の場所のアプリを許可する:
文字通り、特に制限なくインストールが可能になります。デフォルトではこちらの設定になっています。
・ストア以外からのアプリをインストール前に警告する:

ストア以外のアプリをインストールしようとすると上記のような警告画面が表示されますが、"了解してインストール" をクリックするとインストール可能です。
・ストアのアプリのみ許可する

インストールしようとすると、上記のような画面が表示され、設定を変更しないとインストールができないと表示されます
【アプリの実行を制限するものではない】
Windows 10S の場合には、同様な制限があるのと、これに加えてこうしたストアアプリ以外のものをを実行する際にも制限がかかりますが、通常の Windows 10 の場合にはそこまでの制限はありません。


-- 画像は、Windows 10 S で表示される画面になります
もちろん Windows 10 Pro などであれば、会社などの場合、グループポリシーなどによって制限をかけることは可能です。
設定画面に移動して設定を変更すればインストールもできてしまうのですが、これを設定することで、これまでの "UAC"(ユーザーアカウント制御) だけではなく、さらに一つ制限をかけられるようになるわけですから、おかしなプログラムを誤ってインストールしないためにも、こうした機能を上手に活用したいですね。
【2017/11/28更新】
最近ちょくちょく見かけるこういったスパムから、マルウェアに感染してしまうケース。

リンクをクリックして何かのマルウェアをダウンロードしてインストールさせるようなタイプのものは、今回ご紹介しているような、ストアアプリしかインストールできない状態になっていると、インストール自体ができないので、効果的ですね。
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