以前にも、
・ZIPファイルの関連づけをIEに変えてしまった
・〜.exe ファイルの関連づけがおかしくなって、プログラムが起動できない
といった事例をご紹介いたしました。
今回はまた別の事例です。
〜.TMPという拡張子のファイルを、Adobe Readerに紐づけてしまった例です。
〜.TMP ファイルがどんなものか?よくわからずに、ダブルクリックして開こうとしたら、どのプログラムで開くか?といった画面がでてくる... よくあることですね。
この画面が出たら、思いとどまって、もう一度しっかり考えていただければいいんですが、こういう時って、慌ててしまって、"閉じる" ボタンもないから、思わず "OK" をクリックしてしまう....
* 本来なら、この段階で何もないところでクリックすれば、画面は消えて、回避できます。
結果、〜.TMPという拡張子のついたファイルが、すべてこのケースだと、Adobe Acrobat Reader DC に関連づいてしまい、当然開けるものではないのでエラーになってしまう...
〜.TMPに限らず、〜.DAT とか、パソコンの中にはどのアプリとも紐づいていないような拡張子のデータっていっぱいあります。
以前紹介した例だと、コマンドプロンプトを利用して修正するとか、レジストリを直接修正するとか...次に待っているのは、初心者にとっては、さらに難関な対処法になるわけです。
でも、"レジストリ" って聞いて、"それはちょっと...." っていう方も多いのではないでしょうか?
今回のように、Adobe Acrobat Reader DC のような、Windowsの標準の機能と違うような、あとから導入したプログラムと紐づいてしまったような場合には、実はもっと簡単に修正できる方法があります。
結果から先にご紹介すると、今回の例で言えば、
一度、Adobe Acrobat Reader DC を削除して、入れなおす...
これだけです。
一度 Acrobat Reader を削除すれば、当然、プログラムがなくなるわけですから、関連付けは一度解除されます。そして、TMPファイルは不明なアプリで開く設定に戻って、白いアイコンに戻ります。
そしてもう一度新規に Adobe Reader を入れなおします。
TMPファイルは当然ながら、Acrobat Readerとは関係のないファイルなので関連づいたりすることはありませんので、TMPファイルの属性は不明なアプリで開く設定のままで、仮にまたダブルクリックしても、当初のようなアプリの選択画面がでてくるようになります。
よくよく考えれば当然のことなんですが、意外と難しく考えすぎちゃうと、見落としがちですよね。
でもまぁ、何でもダブルクリックすればいいってもんではないわけですから、とりあえずダブルクリックすれば開けるんじゃないか?って思うのは危険ですので、くれぐれもご注意ください。
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