サポートが終了することで、セキュリティ上の不具合が見つかっても修正プログラムが配布されないといったリスクがあることについては、いろんなところでも紹介されているのでご存知かと思います。
しかし、ご利用環境によっては、それだけではなく、メールサービス自体が利用できなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
"Outlook Support Team Blog JAPAN" によると、Exchange Online を Outlook 2007 で利用している場合、2017年10月31日以降利用できなくなるため、Outlook2016などにアップグレードして利用せざるを得ないようです。
Outlookで、Exchange Onlineに接続する場合:
・RPC/HTTP
・MAPI/HTTP
の 2種類の接続方式 があります。
2017年10月31日以降、Exchange Online においては、MAPI/HTTP のみサポートされる形に変わることになっていますので、既存のユーザーも利用状況によって設定を変更する必要がありました。
さて Outlook 2007 ではここが問題になります。Outlook 2007 の場合、MAPI/HTTP に対応しておらず、RPC/HTTP しか利用できません。
そのため、10月31日以降 Exchange Online への接続できなくなります。
セキュリティ上の理由も大きな問題には違いありませんが、こうしたサービス自体の変更に伴って利用できなくなってしまうということもあるので注意が必要ですね。
<参照>
・Office 2007 サポート終了に伴う影響について/Outlook Support Team Blog JAPAN
・2017/10/31 の Office 365 における RPC over HTTP のサポート終了に伴う MAPI over HTTP 移行の注意点
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