2017年09月05日

イマーシブリーダーがさらに使いやすくなりました

現在、Word Online、OneNote Online、Outlook on the Web、OneNote for Windows10、Word 2016 で利用できるイマーシブリーダー

20170905-1-1.jpg

以前にご紹介した時には、デスクトップ版のWordであれば、閲覧モードにしてからでないと利用できませんでしたが、その後機能が充実し、表示タブに、"Immersive" というグループが新規に用意され、こちらからも利用ができるようになりました。

Word に加わる新しい表示機能
Wordに導入される新しい機能 "イマーシブリーダー" とは?

以前に取り上げた時には、まだ、Office Insider向けの機能でしたが、ちょうど7月に更新された バージョン 1707 (ビルド 8326.2058) からCurrent Channel(Monthly Channel)でも利用ができるようになりました。

Office Insider向けに提供が開始されたころと比べ、当然ながらその後も開発が進んで、ツールへのアクセスなどが非常にわかりやすくなっています。

今回は改めて、この新しい イマーシブリーダー について取り上げてみました。


【イマーシブリーダーとは?】

まずはこの新しい、イマーシブリーダー(immersive reader)とは、"Word の学習ツール" のサイトでも説明がありますが、"単語を正しく発音したり、迅速かつ正確に読み取ったり、またその読み取った内容を理解したりする能力を高める" ために無料で提供されているツールになります。

20170905-1-2.jpg

以前にもご紹介していますが、サブスクライバー向けの新機能として追加されているもので、Word 2016 の単体製品Office Professional 2016 などの統合パッケージの Word 2016 など一部の製品では利用できない機能になります。

2つの Office 〜新機能が追加される Office と 新機能が追加されない Office


【イマーシブリーダーを使う!】

では実際に Word 2016 で使ってみることにしましょう。


1) まずは Word を起動して、サンプルテキストを入力してみました
20170905-2-1.jpg

2) 続いて、表示タブ>Immersiveグループの "学習ツール" をクリックします
20170905-2-2.jpg

3) あとは、"読み上げる" をクリックすると音声による読み上げが開始されます


操作自体はさほど難しくはないので、すぐにわかるかと思います。
以前は、一旦閲覧モードに表示モードを切り替えてから、ツール>読み上げる とクリックすると表示されておりました。
20170905-2-3.jpg

Word Online では、デスクトップ版とちょっと違いますが、表示タブをクリックすると、"イマーシブリーダー" という項目がメニューに表示されます。
20170905-2-4.jpg 20170905-2-5.jpg

【設定と調整】

Word を例にとって見ますが、デスクトップ版と、Online版では若干異なります。

Word 2016(デスクトップ版)
20170905-3-1.jpg 20170905-3-2.jpg

イマーシブリーダーが起動すると、"学習ツール" タブに、

・列幅
・ページの色
・テキストの間隔
・音節
・読みあげる
・学習ツールを閉じる

といった、ツールボタンが表示されます。また実際に読みあげが開始されると、右上に再生用のツールが表示され、再生・停止、読みあげ速度の調整などが可能になっています。

Word Online:
20170905-3-3.jpg

20170905-3-4.jpg 20170905-3-5.jpg 20170905-3-6.jpg

デスクトップ版に対して、Online版では、

・設定(歯車のアイコン)
・テキストのオプション
・品詞
・音声のオプション

といったツールが用意されています。Online版では、設定から女性・男性の音声の選択が可能です。

Outlook on the Web の場合、つまり Outlook.com にブラウザでアクセスした場合には、メッセージを開いた後、"その他の操作" から、"イマーシブリーダーで表示" をクリックすると利用できます。
20170905-4-1.jpg

最初にも書きましたが、現在この機能は、Word Online、OneNote Online、Outlook on the Web、OneNote for Windows10、Word 2016で利用ができます。

さらにデスクトップ版のアプリについては、サブスクライバー向けの機能になりますので、現在のところこれ以外のケースでは利用できませんので、ご注意ください。


<参照>

Learning Tools and Immersive Reader updated for OneNote, Word and Outlook
読み書き能力を向上させる学習ツール
Word の学習ツール
Office 365 の新機能
更新プログラム チャネル リリースのバージョン番号とビルド番号
Office 365 クライアント更新プログラムのチャネル リリース


posted by クリック at 18:10| 東京 ☀| Comment(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。