** 各機能を使用するためには、当然新しい機能が追加されたバージョンまで Update できていない場合には Update する必要があります。



上記はほんの一例で、Microsoftの公式ツイッターのアカウントから発信されているものや、サポートページで、紹介されているものです。
しかしそれでも同じ Office 2016 を使っているはずなのに、いざ確認してみると、うちの PC には、説明にあるような新しい機能がない。。。。そんなこともあります。
パソコンのツボ 別館でも取り上げましたが、ポイントは、Office 365 サブスクライバーであるかどうか?
・Office に新機能が追加されるサブスクライバーって何?/パソコンのツボ 別館
"サブスクライバー" については、上記ブログを参照していただくとして、この新しい機能が追加される Office と 追加されない Office について、こちらでも取り上げてみました。
【 サブスクライバー向けの機能と、非サブスクライバー向けの機能 】
以下の、"Office 365 の新機能" は、Office に追加された新しい機能について紹介されているサイトになります。すでにご存知の方も多いかと思います。

・Office 365 サブスクライバーの皆様/Office 365 の新機能
ちょうど上記のところでは、左ペインのメニューの "Office 365 サブスクライバーの皆様" が選択されて、サブスクライバーの皆様のところに紹介されている、新しい機能が紹介されています。バージョンがあがるごとにさまざまな新しい機能が追加されていますね。

2017年7月に更新されたバージョン 1707 (ビルド 8236.2058) でリリースされたプログラム
のところで見ても、
・Excel2016などでの自動保存機能
・PowerPointデザイナーの機能強化
・Word2016で、LaTex 構文を使用した数式の作成および編集機能
などが追加されています。
しかしこれらの機能は全てサブスクライバー向けの機能です。
ではそれ以外のユーザーはどうなるのか?
・新機能や非サブスクライバーに対して Office 2016 の向上
上記にあるように、左ペインの "サブスクライバー以外の皆様" のところをクリックすると、"新機能や非サブスクライバーに対して Office 2016 の向上" という画面が表示されますので、そちらでご確認いただくこととなります。

ご覧いただければお分かりいただけると思いますが、それ以外のユーザーの場合には、サブスクライバーほどの新機能が追加されることはありません。
【 なぜ違うのか?? 】
では、どうして違うものなのか?
・Office 365 と Office 2016 の違い
上記の、"パッケージ版の Office 2016 と Office 365 サブスクリプションの比較" の "機能の更新" でも紹介されているとおり、製品自体の特長の違いということになります。

この違いにより、新機能が追加される Office 2016 と 追加されない Office 2016 に分かれるわけですね。
サブスクライバーの対象となる製品には、一般家庭向けの製品で言えば、Office 365 Soloや、PCと一緒に販売される、Office Premiumシリーズがあります。法人向けだと、Office 365 ProPlusといった製品になります。
それ以外の製品、Office Home and Business 2016などの統合パッケージやWord 2016、PowerPoint 2016などといった単体の買い切りの製品は、サブスクライーバー以外の製品となります。
・PCに Office が付いていなかったので、後から Office Personal 2016 を購入した
・Excel 2016 だけ購入して利用している
・Office は入っていたけど、PowerPoint 2016 だけ後から追加した
そんな場合、追加された製品は全て買い切り版になりますので、次々に導入される新しい機能は追加されません。
こうした違いにより、仮に同じ PowerPoint 2016 であっても、機能に違いが出てくることになります。
【アドインとして提供されているものなど利用できるものもある】
こうして、サブスクライバー向けに提供されている新しい機能は、非サブスクライバー向けには提供されていませんが、当然まったく機能が追加されないわけではありません。
"新機能や非サブスクライバーに対して Office 2016 の向上" のところで説明されている機能は当然利用可能ですし、またアドインとして利用できる機能も色々あります。もちろんストアからダウンロードして追加できる機能もあります。
当然セキュリティの更新プログラムは、サポート期間であれば提供されます。
例:
1) PowerPointを使用したプレゼンテーションにリアルタイムで字幕を追加、ドキュメント内のテキストを翻訳するアドイン
・Presentation Translator
2) 音声入力を可能にするアドイン
・Dictate
・Officeで音声入力できる「Dictate」が公開--リアルタイム翻訳は60言語に対応/cnet
こうしたアドインにもさまざまなものがありますし、今後も増えて行くかもしれません。

Officeストアから追加できるものにも、有償あるいは無償にて提供されている様々なものがあります。こうしたものは、非サブスクライバーであっても、利用要件さえ満たせば利用が可能なものです。
【 新しい Surface でも違いがある! 】
ところで、最近話題の Surface の2つの新製品。実は、Surface Pro4 と Surface Laptop。これにも違いがあります。
Surface Pro4: Office Home and Business Premium + Office 365サービス
Surface Laptop: Office Home and Business 2016(プロダクトキー)
それぞれ、リンクをクリックしていただければ、各製品の説明が表示されますので、ご覧いただければ、一目瞭然ですね。
Surface Laptop だと、付属するのが、Office Home and Business 2016 になるので、同じ Office 2016 が動いていても、その機能に違いが出てきます。
新機能が追加される Office と 追加されない Office。
あなたはどちらの Office をご利用ですか?
【2017/09/15 更新】
今回ご紹介した、2つの Office について、非常に参考になるページがありましたので、追加でご紹介させていただきます。

・Office についてよく寄せられる質問
上記では、今回ご紹介しているような、製品の違いだけではなく、ライセンスの管理や、OneDrive、Skypeの利用に至るまで様々な項目について紹介されています。

・一般法人向け Office 365 についてよく寄せられる質問
また同時に、法人向けの Office 365 についての同様のページなどもあったりしますので、是非一度ご覧になってみてください。お気に入りに登録しておくときっと役立つと思います。
<参照>
・Office に新機能が追加されるサブスクライバーって何?
・Office 365 サブスクライバーの皆様/Office 365 の新機能
・新機能や非サブスクライバーに対して Office 2016 の向上
・Office 365 と Office 2016 の違い
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