
このツール、いつもグレーアウトして、操作ができない.... なぜ? と思われてませんか?
実はこの "自動保存" 。OneDrive 上のデータ(他にも、OneDrive for Business、または SharePoint Onlineでも同様です)を、ローカルの Office 2016 で開いている際に利用できる機能です。ですから、例えばドキュメントフォルダ内に保存されているデータを開いたとしても、この機能は利用できないので、画像のようになっているわけですね。
通常、OneDrive上のデータを、Office Online(Word Online、Excel Onlineなど)を利用して作業していると、データは基本的に自動保存されますので、特に保存という作業を意識しなくていいようになっています。
これに対して、ローカルのクライアントアプリで開いた場合には、OneDrive上には自動保存ができませんでした。ただしもちろん Word や Excel などがクラッシュした際のための、ドキュメントの回復機能はあります。
実際に Excel 2013 など この機能のないものを利用して、OneDrive 上の例えば Excel データを開いて作業などして、保存しないで終了しようとすると、必ず、変更内容を保存するか? 保存しないのか? を聞いてくることからもわかります。

当然、Excel Online で開いて作業している時のように十数秒ごとに自動保存されているわけではないため、そのまま終了してしまうと、作業内容は反映されていません。

ドキュメントの回復機能は通常のクライアントアプリとしての機能として、正常に動作するわけですが、OneDrive などからドキュメントデータを開いて、作業している際には、データの保存を意識しなくても、自動的に保存してくれているというのは便利な機能ですね。
当初は、Office Insider 向けのものでしたが、現在、通常版の、最新バージョン Ver.1707(8326.2059) においては利用ができるようになっています。
いつから利用できるようになった機能か?その辺りがはっきり覚えてませんが、先月の更新ぐらいから利用できるようになった機能だったと思います。Office Insider 向けにはもうちょっと前からあったんですけどね...
なおこの機能は、Office 365 サブスクライバー向けのものになります。
【2017/08/08更新】
この自動保存の機能。Office 365 クライアント更新プログラムのチャネル リリース での更新履歴で確認したところ、2017年7月27日に更新されたバージョン 1707 (ビルド 8326.2058) にて追加された機能でした。
【2017/08/24更新】
「自動保存とは」 の中で、
・サブスクライバーの場合、Office の最新バージョンを使用しています。なぜ自動保存が無効になっているのですか
にもありますが、OneDriveなどのクラウド上のデータ以外の場合であっても、
"ファイルが、.xls、.ppt、または .doc などの古い形式で保存されている場合、自動保存は無効になります。また、プレゼンテーションがスライド ショー モードの場合やブックにパスワード保護が含まれている場合" も自動保存が無効になります。
<参照>
・自動保存とは
・クラッシュした場合に備えてファイルを保護する
・Office 365 クライアント更新プログラムのチャネル リリース
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