2017年07月24日

"Text to Timeline" という新しい機能

PowerPoint2016 に追加された機能で、PowerPoint Designer という機能。すでにこの機能は、通常版でも利用できますが、この機能に、さらに今回、Office Insder Slow ユーザーを対象としたバージョン 16.0.8326.2033 以降で "Text to Timeline" という機能が利用できるようになりました。

【PowerPoint Designerとは?】

スライドをもっと見栄えのいいデザインするお手伝いをしてくれる機能の一つです。スライドに応じて、PowerPoint Designer が、デザインを提案してくれますので、それに従って変更するもよし、またそれをベースにさらにデザインに手を加えるもよしと、利用の仕方次第では、自分ではどうしても同じようなデザインにしかならないスライドを、多彩に、見栄えよく仕上げてくれるようになります。

PowerPoint デザイナーについて

Office 365 のサブスクリプションをご利用の方が対象になります。






【Office インテリジェントサービスとは?】

PowerPoint Designer のように、"Office アプリにクラウドの機能を提供し、ユーザーの時間の節約と結果の向上に役立ちます" というものです。

以下の画像でもおわかりいただけると思いますが、この機能の有効/無効の切り替えは、PowerPointのオプション画面から行えます。

20170724-3-1.jpg


【"Text to Timeline" とは?】

簡単に言うと、テキストで入力されたデータを、PowerPoint Designer によって、自動的に時系列で配置されたデザイン(スマートアートのタイムライン)に変えてくれる機能です。

ただし現在のところいくつか制限もあります。

1) 現在のところ編集言語が英語に限られること(スペイン語でも可能のようです)
2) Insider Build の、バージョン 16.0.8326.2033 以降であること
3) Office 365 のサブスクリプションのユーザーであること

実際に使ってみましたが、US版 MS Community で紹介されているようなタイムラインのスマートアートにはなりませんでした。
一応、プラットフォームの言語などの設定は関係ないということを聞いてはいたのですが、US版と日本語版の違いなのか? 何かやり方が悪かったのか?一応、タイムラインのスマートアートには変換されてはいましたが、残念ながら同じにはなりませんでした。(詳細は以下を...)


【操作方法】

今回は試しに、US の MS Community で紹介されていたサンプルと同じようにテキストボックスに入力して作成してみました。

1) タイトルおよび、テキストボックスにデータを入力

20170724-1-1.jpg

2) デザインタブ>デザインアイデアとクリックします。こうするといくつかの候補がアイデアの中に表示されますので、いずれかをクリックすると、テキストボックスに入力されていただけのものに、スマートアートのタイムラインが適用されてグラフィカルなデータに変身します

20170724-1-2.jpg


現在のところ日本語ではスマートアートに変換されるこの機能を利用できません。入力しているテキストボックスの編集設定が英語になっていないと、以下のように単に PowerPoint Designerの機能によって、デザインが適用されるだけで、スマートアートには変換されません。

20170724-2-1.jpg 20170724-2-2.jpg

さらに、スマートアートのタイムラインも種類が限定されているようで、US版のMS Community で紹介されているようなタイムラインのスマートアートは、日本語版の PowerPoint では適用されないようでした。

この辺りについては、今後この機能が正式に日本語版でも利用できるようになるころまでには、また変わっていくものと期待したいところです。


<参照>

Insider Slow: Text to Timeline with PowerPoint Designer
PowerPoint デザイナーについて
About PowerPoint Designer
PowerPoint の進化 – Designer および Morph の導入/Office Blogs
The evolution of PowerPoint−introducing Designer and Morph
PowerPoint Designer−what’s new and what’s next
インテリジェント サービスとは
Office 365 と Office 2016 の違い


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posted by クリック at 23:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | PowerPoint | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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