前回は "Dictate" の概要にとどまりましたので、今回は実際の導入から利用方法まで見ていきます。
【Dictateのインストール】
** 利用環境: Windows 10 Pro/Office 2016/Microsoft Edge
1) まずは、Dictateのホームページにアクセスします
・Dictate
2) "Download for Office 32-bit" をクリックしてダウンロードをスタート。64ビット版をご利用の場合には、その下にある、"For Office 64-bit click here" のところをクリックします
3) ダウンロードが開始されたら、画面下部の "実行" をクリックします
4) インストーラーが起動し、インストールが開始されます。画面に従って利用規約などに同意し、インストールを完了します
【Wordで確認してみる】
このツールは、Word、PowerPoint、Outlookでの利用が可能になっていますが、今回は Word2016 で確認してみました。
1) Word を起動すると、起動時にスプラッシュ画面の時にも、WordDictateのアドオンを読み込んでいるといったメッセージが一瞬表示されてましたが、起動すると新たに、"Dictation" というタブが追加されています
2) ではさっそく、まずは日本語で試してみます。"Language Options" のところを、From Japanese To Japanese に設定し、左端のマイクのボタン(Start)をクリックしてマイクに向かってしゃべりだします
3) 入力が始まると、マイクのところは、"Stop" に変わります。そして音声入力している内容がその右側の枠に表示された後、文面に挿入されます
4) Toのところを他の言語に変えて試してみました。英語は微妙で、韓国語や、中国語、フランス語あたりは...どこまで正しいのか?わかりませんが、翻訳はされているんだと思われます
"Dictate" のサイトによると、"Features" として、今後、20か国語の言語に対応させることや、リアルタイム翻訳も、60言語まで対応させることなどが紹介されています。
またまだまだコマンドが少ないのですが、この辺りも今後追加されていくようです。
ちなみに、Outlookのメッセージ作成画面、PowerPointの画面だと以下のような感じで、"Dictation"のタブが追加されています。
【アンインストールについて】
今回導入されたアドインは、不要になった場合プログラムのアンインストールより削除が可能です。
またアドインとして導入されているので、ファイル>オプションとして、Wordのオプション画面を出して、左ペインの "アドイン" をクリックし、右ペインに "Microsoft Officeのアドインの表示と管理を行います" の画面が表示されたら、管理のところが、"COMアドイン" となっていることを確認して、"設定" をクリックすると、"COMアドイン" の画面が表示されますので、こちらから、有効・無効を切り替えることも可能です。
<参照>
・"Dictate" を利用した音声入力 Part1
・The Garage
・Dictate
2017年06月23日
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