2016年12月16日

Microsoft Edgeで、警告音とともに "Webからのメッセージ" という画面が表示される

この類のものについては、これまでにも何度かご紹介させていただきましたが、今回は、Microsoft Edge のケースでの閲覧データの削除について取り上げてみました。

これまでにご紹介した例は以下の通りです。
Event Monitor というポップアップが表示される
"お使いのWindows用ドライバは〜の、期限が切れました" と表示される
"あなたのコンピューターでウィルスが見つかりました"と表示される

今回ご紹介するのは、以下のようなものでしたが、画面が表示されると警告音がなり、画面が終了できなくなるといった、いつものパターンのものです。
手を変え、品を変え、いろいろなパターンがあって、さらにはそこでサポートの際に利用されるソフトも、いろいろなようです。これまで確認したものでは、Team Viewer を利用しているものや、今回は GoToAssist といったソフトが利用されておりました。

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さて、最近多いこうしたものほとんどは基本的に閲覧履歴を利用しているという部分では一緒です。なので、表示された連絡先に電話などして、遠隔サポートされてしまうなど、そこから先に進んでしまう場合は別ですが、表示されただけでとどまっているのであれば、キャッシュさえ削除すればほとんどのケースで問題ないはずです。

タスクマネージャーを起動して、該当のプログラムやブラウザをいったん終了。そしてキャッシュを削除するという流れでいいんですが、このキャッシュの削除で問題になるケースがあります。

タスクマネージャーを起動してプログラムや、警告音を終了させて一安心。さてキャッシュを削除しようと再度ブラウザを開いてみたら、また同じ警告の画面が表示されて、警告音が鳴りやまず、操作もできないという同じ事態が再現してしまうケースがあります。

そんな場合には、キャッシュを削除するにあたっても、Internet Explorer であれば、コントロールパネルから、インターネットオプションを開けば容易に削除が可能です。
しかし Windows10+Microsoft Edge をご利用の場合、閲覧履歴の削除をするのもちょっと面倒なケースもあります。

Microsoft Edge の場合には、Internet Explorer のように、インターネットオプションから履歴を削除することができません。
通常は Microsoft Edge を起動し、詳細>設定 と進んで、"閲覧データのクリア" をする必要があるからです。

では開けば警告音とともに同じ画面が出てしまうのに、どうやってキャッシュを削除したらいいのか?
今回はそんなケースの Microsoft Edge でのキャッシュの削除についてご紹介します。


【操作手順】

1) まずは今回のような画面が出た場合には、タスクマネージャーを起動して、終了させます。これはこれまでにご紹介したとおりです。タスクバーで右クリックして、"タスクマネージャー" を開けば、終了させることができます

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2) さて今回のケースのように、一度終了してもまた同じ画面が出てしまうケースであっても、起動すると即座に表示されるものでもなくひとタイミング遅れて表示されるようなので、その間に、再度、タスクバーに表示されている Microsoft Edge のアイコンを、Shiftキーを押しながらクリックして、新規に別画面を起動させます。実はこれがポイントです

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3) こうして新しく表示された Microsoft Edge の画面は、通常のホームページの設定が反映されて起動されます。ですので、この状態でタスクマネージャーを起動し、あとから起動した この Microsoft Edge の画面を残して、他のものを終了させます

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4) その後は、通常通り、詳細>設定 と開いて、閲覧データのクリアを行います。他にも、以下で参照させていただいたように、ハブから、履歴とたどって削除しても同様です。

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5) さて実際に削除するものですが、削除が可能な情報には、

・閲覧の履歴
・クッキーと保存済みの Web サイト データ
・キャッシュされたデータとファイル
・ダウンロードの履歴
・フォーム データ
・パスワード
・メディア ライセンス
・ポップアップの例外
・位置情報の許可
・全画面表示の許可
・通知アクセスの許可

といった内容があります。 

もちろん一度すべてにチェックを入れて削除してもかまいませんが、フォームやパスワードなども削除すると、今までパスワードを入れずにアクセスできていたサイトなど、再度パスワードの入力を求められるようになりますのでご注意ください。

今回のケースでは基本的には、閲覧の履歴、クッキーと保存済みの Web サイト データ、キャッシュされたデータとファイル ぐらいを選択しておけば問題ありません。

Microsoft Edge をご利用で、タスクマネージャーで今回のような画面を止めても、また開いたら同じ画面が出てきてしまう。そんな場合には、上記のような形で閲覧データを削除してみてください。


<参照>
Microsoft Edge の閲覧履歴を表示または削除する
Microsoft Edge の閲覧履歴を表示または削除する



posted by クリック at 23:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Microsoft Edge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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