そんな場合には、現在ご利用のWindows 10 のバージョン情報を確認して、さらに更新履歴を確認することで現在の状態を確認することが可能です。
基本的なことなのですが、改めてWindows Updateについて確認してみました。
【現在のバージョンを確認する】
画面下部の、Cortana の "何でも聞いてください" のところに、"winver" と入力しエンターします。こうすることで、現在ご利用のWindows10のバージョンが確認できます。
【更新状況を確認する】
Windows Updateの実行する場合には、
1) スタートボタン>設定 と開いて、"更新とセキュリティ" の画面を開きます
2) 左ペインの "Windows Update" をクリックすると、"更新状態" という画面が表示されますので、まずは最終確認日時を確認し、必要に応じて "更新プログラムのチェック" をクリックし、最新状態への更新を行います
【更新履歴を確認する】
"更新状態" のところに、"更新履歴" という項目がありますので、こちらをクリックすると、Windows 10のバージョンごとに更新状況が表示されます。
Windows 10 の更新履歴
Anniversary Updateがインストール済みの場合には、Ver.1607
Anniversary Updateがインストールされていない場合には、Ver.1511
となりますが、各バージョンごとに更新プログラムの配信状況が確認できます。
【更新前に戻す】
Windows Updateの更新によりデバイスが正しく動作しなくなるなど、トラブルが発生することがあります。Anniversary Updateなどのように大幅な変更があった場合には、"回復オプション" により、更新前に戻すことになります。アップグレードに伴う不具合かどうかを確認するために、この回復オプションを利用して、Upgrade前の状態に戻してみることも可能です。
1) 更新履歴>回復オプション と開きます
2) "以前のビルドに戻す" にある "開始する" をクリックします
これで以前のビルドに戻すことができます。
ただし、このオプションは、ビルドアップグレード後、10日以上たつと利用できなくなりますのでご注意ください。
ビルドを戻すのではなく、個別にアンインストールする場合には、更新履歴から、"更新プログラムをアンインストールする" とクリックすると、プログラムのアンインストールの画面が表示され、インストールされた更新プログラムごとにアンインストールが可能です。
【Updateを回避する】
法人ユーザーなどの場合には、グループポリシーエディターを利用してUpdateを回避する方法もありますが、一部の一般ユーザー向けのものについては、これが利用できないケースもあります。
Windows 10 の場合、以前にもご紹介しましたが、明らかにトラブルになることがわかっているような場合、個別にUpgradeをインストールしないようにするための 「“Show or hide updates“ トラブルシューター」というのも用意されています。
・Windows 10: 問題を起こした更新プログラムやドライバーを Windows Update で一時的にインストールされないようにするツールの紹介
また一部のエディションでは、Upgradeを延期することで、CB(Current Branch) から CBB(Current Branch for Business) へ変更できるようにもなっています。
・Windows 10 でのアップグレード延期
【OfficeのUpdateについて】
ちょっとだけ、OfficeのUpdateについてもご紹介しておきます。
現在大半の一般のユーザーがご利用のOffice 2013/2016 については、Click-To-Run (C2R) 方式によって提供されているため、Windows Updateとは別に、更新プログラムは第二火曜日に自動で提供されます。
ただし、Office 2010までのもの、一部MSIバージョンとして導入されているOffice 2013/2016、さらには、Office 2010までにあった互換パックなどOfficeの関連製品などについては、それらの更新プログラムについて、自動更新になっている場合、Windows Updateと一緒に行われる、Microsoft Update によって、更新プログラムが提供されております。
・Officeの更新プログラムに関する重要な変更についてのお知らせ
先日もご紹介しましたが、一部上記のサイトにもあるように
「4月より、非セキュリティ更新プログラムを毎月第一火曜日に Microsoft Update および Windows Server Update Service (WSUS) にてリリースします。4月5日が最初のリリースです。重要な更新もその他の更新もすべてこちらに含まれます。セキュリティ更新はこれまで通り毎月第二火曜日のリリースとなります」
というように変更になっております。
<参照>
・セキュリティ情報リリース スケジュール
・Officeの更新プログラムに関する重要な変更についてのお知らせ
・Office の更新プログラムをインストールする
・Update Office with Microsoft Update
・Windows 10: Windows Update の主な変更点
・Windows 10: 問題を起こした更新プログラムやドライバーを Windows Update で一時的にインストールされないようにするツールの紹介
・Windows 10 エディションの比較
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