そんな、日本語に限らず、ユーザー名の設定に伴うトラブルをいくつかご紹介いたします。
事例1: ユーザー名に、"user" が入っていると、CPU使用率が上がってしまう
Windows 8.1/Windows 8.1 Enterprise/Windows 8.1 Pro/Windows 8.1 with Bing が対象。
"DfpCommon.dll" が原因とわかっているようですが、MicrosoftのHPでは、ユーザー名に、"user" という文字は使用しない...というのが、解決策になっています。
事例2: 日本語ユーザー名を使用していて、特定の文字を使用した場合、IEなどのCookieが利用できなくなる
IE10の頃に確認されていたもののようですが、Windows10上の、IEやEdgeでもこれによる影響があるようです。
YahooやGoogleのアカウントにサインインしてもこれが維持できずにログアウトされてしまう...そんな症状が報告されていました。
昔からユーザー名に日本語(2バイト文字)を利用するとよくないことは言われていますが、こういうのはおそらくほんの一例に過ぎないものと思います。
ソフトのインストールの際に影響がでたりなどなど、事例を探せばまだまだ出てきそうですね...
日本語にしたい...という気持ちはわかりますが、無駄にトラブルを巻き起こす原因になりうるものであれば、実のところ避けるのが一番手堅い方法かもしれません。
稀に、事例1 のように、英語でもダメなケースもありますが...
<参照>
・ユーザー名に"user"はダメ―Windows 8.1でCPU使用率が高くなる不具合が明らかに
・High CPU use by taskhost.exe when Windows 8.1 user name contains "user"
・Internet Explorer 10 でユーザー アカウント名に特定の日本語文字を使用していると、Cookie が利用できない
・Windows10のログイン維持について/MSコミュニティ
【関連する記事】
- TLS1.0/ 1.1 が既定で無効化
- Windows の基本操作 Vol.2023-08-2 メモ帳のヘルプって見たこ..
- エクスプローラー の "クイックアクセス" をリセットする
- 2023年にサポートが終了する製品およびすでにサポートが終了した製品
- Windows の基本操作 Vol.2023-05-1 ストレージセンサーを利用..
- Windows の基本操作 Vol.2023-04-2 ペイント 〜 Windo..
- 「メール」アプリから、「Outlook for Windows」へ 〜新しい「O..
- 「メール」アプリから、「Outlook for Windows」へ 〜新しい「O..
- Windows の基本操作 Vol.2023-04-1 ディスクのクリーンアップ..
- Snipping Tool の録画機能が通常バージョンにて使えるようになりました..