Wordで文章を作成、文末脚注を設定した以下のような文書データがあります。

当然文章を追加していけば、文末脚注ですから普通に文書を追加すること自体は問題ないのですが、例えば、後から追加した章ごとに脚注を設定したいといったケース。

ご覧いただくように、普通に改ページなどをして文章を追加すれば、後で追加して設定した脚注についても、文末脚注に追加されていきます。
今回ご紹介する例は、章ごとに脚注を設定するというケースです。
【操作手順】
1) まず章ごとにページを分けていきますが、これは、改ページではなくセッションの区切りを挿入します。

2) セッション区切りが挿入され、"第二章" が次のページから開始されました。
3) 参考資料の脚注のところにある、ダイアログボックス表示ボタンをクリックして、脚注のダイアログボックスを表示させ、 "文末脚注" のところを、"文書の最後" から、"セクションの最後" に変更し "適用" をクリックします。



単純に段落ごとに分割するだけであればこれでいいんですが、この部分の設定によって、脚注の挿入される場所や仕様が変わりますので、ここでいくつかのパターンをご紹介します。
<パターン1>
・文末脚注: セッションの最後
・番号の付け方:セクションごとに振り直し
・変更の対象:文章全体
以上に設定し、"適用" をクリック
*番号のつけ方を章ごとに設定する場合には、変換対象を文書全体にしないと反映されません


<パターン2>
・文末脚注: セッションの最後
・番号の付け方:セクションごとに振り直し
・変更の対象:文章全体
と設定、さらに、"文末脚注"のところの"変換"をクリックし、脚注の変更のダイアログが出たら、OKとして、ダイアログを閉じてから、"適用" をクリックします



*ただしこの場合、Word2010で試してみたところ、脚注の番号がセクションごとに振り直しをしても、連続番号になってしまうこと、書式も変わってしまうようなので、この場合には再度脚注のダイアログを出して書式を以下のように変更します。このあたりは必要に応じて再度設定しなおしてみてください。


すると見栄えもだいぶ良くなってきますね。
<参照>
・脚注と文末脚注を挿入または作成する
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