2016年02月23日

一度文末脚注を設定したデータに、文章を追加し、章ごとに脚注を設定しなおす

ちょっとわかりづらい例がありましたので、その手順をご紹介させていただくことにしました。

Wordで文章を作成、文末脚注を設定した以下のような文書データがあります。

20160223-1.jpg

当然文章を追加していけば、文末脚注ですから普通に文書を追加すること自体は問題ないのですが、例えば、後から追加した章ごとに脚注を設定したいといったケース。

20160223-2.jpg

ご覧いただくように、普通に改ページなどをして文章を追加すれば、後で追加して設定した脚注についても、文末脚注に追加されていきます。

今回ご紹介する例は、章ごとに脚注を設定するというケースです。


【操作手順】

1) まず章ごとにページを分けていきますが、これは、改ページではなくセッションの区切りを挿入します。

20160223-3-1.jpg

2) セッション区切りが挿入され、"第二章" が次のページから開始されました。

3) 参考資料の脚注のところにある、ダイアログボックス表示ボタンをクリックして、脚注のダイアログボックスを表示させ、 "文末脚注" のところを、"文書の最後" から、"セクションの最後" に変更し "適用" をクリックします。

20160223-3-3.jpg 20160223-3-4.jpg
20160223-3-5.jpg

単純に段落ごとに分割するだけであればこれでいいんですが、この部分の設定によって、脚注の挿入される場所や仕様が変わりますので、ここでいくつかのパターンをご紹介します。


<パターン1>

・文末脚注: セッションの最後 
・番号の付け方:セクションごとに振り直し
・変更の対象:文章全体 
以上に設定し、"適用" をクリック

*番号のつけ方を章ごとに設定する場合には、変換対象を文書全体にしないと反映されません

20160223-4-1-1.jpg 20160223-4-1-2.jpg



<パターン2>

・文末脚注: セッションの最後 
・番号の付け方:セクションごとに振り直し
・変更の対象:文章全体
と設定、さらに、"文末脚注"のところの"変換"をクリックし、脚注の変更のダイアログが出たら、OKとして、ダイアログを閉じてから、"適用" をクリックします

20160223-5-1-1.jpg 20160223-5-1-2.jpg
20160223-5-1-3.jpg

*ただしこの場合、Word2010で試してみたところ、脚注の番号がセクションごとに振り直しをしても、連続番号になってしまうこと、書式も変わってしまうようなので、この場合には再度脚注のダイアログを出して書式を以下のように変更します。このあたりは必要に応じて再度設定しなおしてみてください。

20160223-5-1-4.jpg
20160223-5-1-5.jpg


すると見栄えもだいぶ良くなってきますね。


<参照>

脚注と文末脚注を挿入または作成する



富士通 arrows Tab RH


posted by クリック at 13:59| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | Word | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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