2016年02月02日

メールアプリの起動と設定/Windows 10 とメールソフト Part 1

Windows10が登場して半年余りたちますが、今更ではありますが、メールアプリについて取り上げてみました。

Windows7やWindows8.1からWindows10にUpgradeされた方には、それまでご利用だったWindows Liveメールを引き続き使っていらっしゃる方も多いかもしれません。

しかし、Windows Liveメールは、Windows Liveメール2012が最後で、その後新しいものはMicrosoftから提供されておりません。そしてその最後のWindows Liveメール2012の仕様を見ると、Windows10 は動作対象外なんですね... うちのWindows10 上でも、Windows Liveメール2012はとりあえず動いてはいますが....

Windows Essentials 2012 のシステム要件

すでに配布が停止されている以下の製品についても、対象OSについては以下の通りで、当然ながらWindows 10 は含まれておりません。

・Windows Live Essentials:対象OS ---> WindowsXP
・Windows Live Essentials2011:対象OS ---> WindowsVista

ちなみに、Microsoft Outlookについては、

・Outlook2010(Office2010):
対象OS ---> Windows 7、Windows Vista Service Pack 1、Windows XP Service pack 3
・Outlook2013(Office2013):
対象OS ---> Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7 Service Pack 1
・Outlook2016(Office2016):
対象OS ---> Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7 Service Pack 1

Office 2010 システム要件
Office のシステム要件

ということになっています。


さてそんな中で、Windows 10 以降はどんなメールソフトを利用するのがいいのか?というのが今回のテーマ。まずは標準で搭載されているメールアプリのご紹介となります。

Windows 10のメールアプリが、Windows 8.1までのメールアプリと変わったところの1つが、メールアプリにPOPアカウントが設定できるようになったことです。当然ですが、従来のように、IMAPも利用は可能です。

POP3 対応のメール サービスを利用する方法

Windows8/8.1の時のように、Outlook.comのアカウトにPOPアカウトを追加して、Outlook.com経由で受信しないといけないといった煩わしい操作は必要なくなったわけですね。(もちろん、IMAPアカウントが利用できる場合にはこの限りではありません)

前置きはこのぐらいにして、それではさっそく、標準で搭載されているメールアプリの起動とアカウントの設定についてみていくことにしましょう!


<設定>

1) メールアプリを起動します。初めて起動すると、"ようこそ" 画面が表示されますので、"使ってみる" をクリックします

20160202-1.jpg

2) "アカウントを追加しましょう" という画面では、"アカウントの追加" をクリックします

20160202-2.jpg

3) これから作成するアカウントの種類を選択します。今回は、POPアカウントを設定してみます。この場合、"その他のアカウント" か、または "詳細セットアップ" をクリックして進みます

・その他のアカウント:メールアドレスとパスワードだけ入力しあとはお任せで自動設定します。ただし設定がうまくいかない場合には、何度かサインインエラーが出たのち "詳細設定" ボタンが表示され、サーバー名など詳細設定が可能になります

20160202-3.jpg 20160202-4.jpg

20160202-5.jpg 20160202-6-1.jpg

20160202-6-2.jpg 20160202-7.jpg


・詳細セットアップ:最初から、サーバー名などの情報を手動で設定していきます

20160202-5-1.jpg 20160202-5-2.jpg


4) セットアップが完了し、"完了"ボタンをクリックすると、最初の画面("アカウントを追加しましょう")に戻りますので、"開始" をクリックして、アプリを起動します

20160202-8.jpg 20160202-9.jpg


<注意点>

このセットアップの流れを見て、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、設定の際、メールアドレスやパスワード、サーバー名をいれるところや、SSLの有無などはあったもの、サーバーのポート番号を指定するところがありません。

プロバイダーなどによっては、送信サーバーのポート番号を "587" に指定しないといけないケースもあるのですが、そんな場合には、サーバーのところに以下のように入力します。

送信サーバー名:587:1

例: smtp.aaa.co.jp:587:1

上記のように、":"で区切って、"587"などを指定していきます。

20160202-10.jpg

また受信メールサーバーにおいても、うちで利用しているレンタルサーバーの場合には、設定時、単純にサーバー名だけでは設定ができず、送信メールサーバー同様に、ポート番号を指定して行って初めて設定ができました。

受信メールサーバー名:110

例: pop.aaa.co.jp:110

ただし、一度設定してしまうと、あとで、受信メールサーバーについては、ポート番号を外しても問題ありませんでした。

さらにメールアプリの場合、従来のメールソフトにあったように、POPアカウントを設定する際、"サーバーにメッセージのコピーを置く" という設定がありません。

OCNのメール設定の案内のところでは、"OCNメールサーバー上からも削除されますのでご注意ください" とあったのですが、自分のところのメールサーバーで検証・確認する限りでは、メールアプリで設定したからと言って、メッセージがサーバーから削除されることはありませんでした。このあたりは問題ないようです。

またメッセージが、サーバーから削除されるタイミングですが、メールアプリの受信トレイから削除、さらに削除済みアイテムフォルダからも削除。この後に送受信して同期をとるとサーバーからも削除されることを確認いたしました。

ということでちょっと癖がある?メールアプリですが、どうにか通常のメールアカウントも設定できるようです。

大手のプロバイダーも、メールアプリの設定方法はWeb上で情報を提供しているようです。不明な場合には、ご利用のプロバイダーのページなどもぜひ参考にしてみてください。


「メール」アプリの POP でのメール新規設定方法 (Windows 10)/So-net
Windows 10 「メール」設定方法(POP)/Biglobe
「メール」アプリの@niftyメール設定方法を教えてほしい。(Windows 10)/@nifty
メールの新規設定:Windows 10 メールアプリ/OCN


それでも、やっぱりメールアプリではうまくいかない....。当然起こり得ることだと思います。

こうなると、あとは他のメールソフトを利用することにならざるを得ないわけですが、そちらについては、また次の機会に Part 2 として、取り上げたいと思います。


<参照>

Windows Essentials 2012 のシステム要件
Office 2010 システム要件
Office のシステム要件
POP3 対応のメール サービスを利用する方法
「メール」アプリの POP でのメール新規設定方法 (Windows 10)/So-net
Windows 10 「メール」設定方法(POP)/Biglobe
「メール」アプリの@niftyメール設定方法を教えてほしい。(Windows 10)/@nifty
メールの新規設定:Windows 10 メールアプリ/OCN



posted by クリック at 16:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック