2015年12月04日

Windows Update と Office Update

すでにだいぶ前に変わっているので今更?かもしれませんが、まだまだよくわかっていない方もいらっしゃるようでしたので、今回、Windows10以降に変わった Windows Update について、Office Update も含めて取り上げさせていただきました。


Windows 10になって、Windows Updateの仕組みが新たになりました。すでにいろいろなところで報道されていましたので、詳細は、以下のニュースなどご参照ください。


今から知っておきたい「Windows 10」導入後のWindows Updateに関する注意点 (1/2)/ITmedia


これまでと大きく違うのは、簡単に言ってしまうと、一般のユーザー(Current Branch)に配信される前に、Insider Previewの参加者に配信。事前にテストをした上で一般のユーザーに配信され、さらに数か月を置いてからビジネスユーザーに配信されるというように段階を踏んでいることです。


すでにかなり前になりますが、InsiderPreviewユーザーに、一般ユーザーに先立って、Cortanaが提供が開始されているのが一つの例です。一般ユーザーの方が利用しているWindows 10 にCortanaが搭載されるのはもうちょっと後っていうわけですね。(Build 10586/TH2 1115 の配信が始まり、現在は提供済み)


さて、一方で Microsoft Office シリーズ。これももうリリースされてしばらくたちますが、先般、Windows版のOffice 2016がリリースされました。(Mac版はもっと前になりますが...)

こちらもまずはOffice 365 Solo ユーザー向けに提供されました。Office 365 Soloなどをご利用のユーザーの方はすでにUpgradeされている方も多いかもしれませんね。

こちらのOffice365製品についても、似たようなUpgrade方式が採用されています。

9 月 23日よりOffice 2016 を Office 365 ユーザーに提供開始!

にもありますが、現在はCurrent Branch、つまり、Office PremiumやOffice 365 Soloをご利用のユーザー向けに提供が開始されています。

もちろんこれが提供されるに至るまでも、Preview版として数か月にわたるTEST期間を得てのリリースというわけです。もっとも、これだけTESTを重ねても、ユーザー一人一人のさまざまな利用環境の違いなどにより、トラブルを避けきれないのも現実です。

さて現在は、CB(Current Branch)という状況なので、Office 365 をご利用の方でも、一般法人向けに提供されている

Office 365 Business Essentials
Office 365 Business
Office 365 Business Premium など

Office 365 のプラン

といったユーザーで、特にOffice 365 Business以上のものをご利用の場合、状況が異なりまだOffice 2016の提供は行われておりません。
一般向けに、Office 2016 の提供が開始されたからと言って通常通りログインしても、Office 2016は、現段階ではダウンロードができません。

それは、こうした Update の仕組みからくるものです。

しかし、法人ユーザーにおいても、事前に社内においても導入のテストが必要になることから、設定を変更することで導入が可能になります。


【設定変更】

何が必要なのか? 現在提供されている Office 2016 はCBとして一般ユーザー向けに提供が開始されているものです。法人向けの場合、CBB1以降になるわけですから、来年の2月にならないと提供が開始されません。

実際には、Office 365管理センターの画面から、設定を変更することでダウンロードできるようになります。
では、その先行リリースを導入するための設定の流れを簡単にご説明いたします。

1) Office 365 ポータルよりサインインします

2) 管理をクリックして、Office 365 管理センターに移動します

3) サービス設定をクリックし、"更新" をクリックすると、"新機能と更新プログラム"という画面に変わりますので、"標準リリース" になっているものから、"先行リリース" に変更し、公開範囲を "組織全体" か "ユーザーの選択" のいずれかに変更します

4) その後、ダッシュボードに戻って、左端にある "管理者用ショートカット" の "ソフトウェアをダウンロードする" をクリックすると、"最新バージョンのOfficeをインストールする" の下に、"次回バージョンの Office を試す" という項目が表示されます。


法人向けライセンスとはいえ、利用できる数などが一般ユーザー向けのものよりも多いことから、自営業などで法人向け製品をご利用の方もいらっしゃるかと思います。


実際の運用に先立って、新しいOffice 2016を試してみようという場合には、現時点では、以上のような設定変更が必要になります。

20151006-4.jpg

Office 365で最新バージョンのOfficeをダウンロードする

詳細は上記のサイトでも、設定から、導入までご紹介させていただいていますので、参考にしてみてください。



先月、"Windows Insider" と同様、まだまだ一部のユーザー向けに、"Office Insider" という新しい試みもスタートしました。

Office Systemにおいても、新しいシステムや、新しい機能を一部の人に先行リリースして利用してもらい、フィードバックを得た上で、よりいいものを、一般のユーザーに提供していこうという試みです。

20151204-1.jpg

Windows Update、Office Updateが一般のユーザーのところに届くまでに、従来以上に手間がかかって、さらにTESTが繰り返されて配信されていること、さらに法人ユーザーにおいては、それよりもさらに期間をおいてから配信されるようになったこと...

このあたりが今まで以上に変わっているUpdateの仕組みになります。


<参照>
Windows 10: Windows Update の主な変更点
今から知っておきたい「Windows 10」導入後のWindows Updateに関する注意点 (1/2)/ITmedia
Windows 10ではエディション別にアップデートのタイミングが異なる/iJBblog
【Windows 10】 Windows Update 自動更新は回避不可!? エディション選択は慎重に
9 月 23日よりOffice 2016 を Office 365 ユーザーに提供開始!
Office 2016 を 9月23日より Office 365 ユーザーに提供開始 〜スムーズな共同作業のための新しい Office。〜
Office 365 で Microsoft Office ProPlus アプリケーションをインストールする - Office 2016 のインストール/iPentec
Microsoft、「Office 2016」のプレビュープログラム「Office Insider」を立ち上げ/ITmedia
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posted by クリック at 12:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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