2015年11月20日

入力規則のダイアログに、"日本語入力" のタブがない

Excel2016でのご紹介になりますが、本件については、Excel2013でも同様です。

さてExcelを起動して入力規則を利用し、セルごとに、日本語入力のオン・オフを切り替えようと設定した時、"日本語入力" のタブが表示されないことがあります。まずは正しい状態をご覧ください。

20151120-1.jpg 20151120-2.jpg

上記の画面にあるように通常は、Excelのバージョンを問わず表示されます。

さてここで今回取り上げる表示されないケースです。

【事象の再現】

Excelの画面を開いたときに、きちんと日本語で表示されていると、普通は問題ないだろうな?と考えるかと思いますが、今回のExcelに限ったことではなく、Wordであっても、表示言語(画面の表示)と編集言語(実際に優先して利用する編集言語)を別々に設定できるようになっています。

1) ファイル>オプション と開いて、Excelのオプション画面を表示させます。そして、左ペインの "言語" をクリックします。

20151120-3.jpg

2) こちらの "編集言語の選択" のところの既定値が、上記のように日本語以外のもの(今回のケースでは英語)になっていると、以下のように、入力規則の画面を開いても、当然編集言語が英語なので日本語を使わないわけですから、"日本語入力" というタブは表示されません。

20151120-4.jpg


【設定の変更】

では設定を元に戻して、既定の言語を日本語に戻してみましょう。

1) まずは、ファイル>オプション とクリックして、Excelのオプションダイアログを表示させます。

2) 左ペインの言語を開いて、編集言語の選択画面より、日本語をクリックして、既定に設定します。

20151120-5.jpg

3) 編集言語の設定の変更は、再起動後に有効になるといったダイアログが表示されますので、"はい" をクリックします。

20151120-6.jpg

4) 既定の言語が変更されると、再起動を促されますので、"OK" をクリックして、再起動します。

20151120-7.jpg

これでExcelが再起動すれば、通常通りに入力規則を開いても、きちんと "日本語入力" タブが表示されるようになります。

今回の症状ですが、Excel2010/2013 でも、一緒です。

20151120-8.jpg
「Excel2013/Windows10 での例」


編集言語と表示言語の設定が異なること、そして編集言語が日本語以外になっている場合、画面表示は日本語になっていても、利用できない機能が出てくることがあること。

編集言語の既定値が、日本語じゃないわけですから、当然といえば当然なのかもしれませんが、注意したいですね。


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posted by クリック at 12:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Excel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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