2015年11月05日

Office 365 Solo と Office Premium + Office 365サービス


現在のOfficeの提供方法としては、

Office製品ラインアップ

にあるように、法人向けのものから、一般個人向けの製品までかなりの種類があります。そのためか? サービスの内容やライセンスの形態などに関して非常にわかりずらくなっております。

ということで、今回は一般個人向けに販売されている、Office 365 Solo と、プリインストールとして、PCと一緒に販売されている、 Office Premium + Office 365サービスの2つの製品について確認も含めて取り上げてみました。



【Office Premiumシリーズ】

Office Premiumシリーズは、従来のプリインストールの流れをくむ形で、日本市場に特化した形で提供されているライセンス形態になります。

1)利用可能なPC:プリインストールされたPC 1台のみ
2)Officeデスクトップアプリ: 永続的ライセンス(常に最新バージョンが利用可能)
3)販売形態:PCと一緒に販売されるのみ。単独での購入は不可
4)エディション:
Office Personal Preimum(Word、Excel、Outlook)
Office Home & Business Preimum(Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote)
Office Professional Preimum(Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote、Access、Publisher)



【Office 365 Solo】

月ごと、あるいは年ごとに更新していくサブスクリプションライセンス形式で提供されている個人向け製品。

1)利用可能なPC: 契約者本人が使用するPC2台まで(Windows/Mac)
2)Officeデスクトップアプリ: 契約期間内のみ利用可能
3)販売形態:ネットでオンラインでの購入、PCショップなどで購入可能
4)エディション:Office Professional同様すべてのアプリが利用可能(Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote、Access、Publisher)



【Office 365サービス】

Office 365 Soloには標準で、またOffice Premiumには、+αとしてついてくる各種サービスです。
Office Premiumには、1年間利用可能なサービスとして提供され、それ以降は更新パックを利用して更新します。Office 365 Soloは、この契約自体を更新することで、引き続きOffice 365 サービスも利用可能になります。

1)利用可能なデバイス:2台のタブレット、2台のスマートフォン
2)OneDrive:1TBのオンラインストーレッジ
3)Skype:毎月 60 分間の Skype 通話プランで、9 か国の携帯電話と 60 か国以上の固定電話への通話が可能
4)サポート:Office テクニカルサポートがつきます


【ライセンス条項】

さて、こうした2つの個人向けOfficeですが、利用にあたって注意が必要なところがあります。それがライセンス条項。

Office 365 Solo、Office Premiumともに個人向けの製品ではありますが利用範囲が異なります。細かい点はともかくとして、利用にあたって見落としがちな点をチェックしてみました。

それぞれライセンス条項をダウンロードして確認していただければわかりますので、ご利用にあたって心配な方は一度 Microsoft ライセンス条項 のところから、製品を指定してダウンロードしてみてください。

Office 365 Solo/Office Premium 各製品のライセンス条項

その他、各製品のライセンス条項
Microsoftライセンス条項

その他の製品についても、上記から製品を指定してダウンロードが可能です。


Office 365 Solo

"2 台の PC または Mac と 1 台のタブレットにインストールして、ライセンスを保有するサブスクライバーのみが使用できます" とあるように、利用可能な人は、ライセンスを保有する本人のみということになります。

Office Premium

"本ソフトウェアがプレインストールされている 1 台の PC 上で使用できます" とあるように、インストールされたPCであれば、とりあえず誰でもOKってことになります。


意外と盲点かもしれませんが、ご家族でご利用のPCにOffice 365 Soloをインストールして利用する場合、サブスクライバ―本人以外の人が使用するとライセンス違反ということになってしまうわけで、そうした場合には、Office PremiumがインストールされたPCを購入しないといけないということになります。

ライセンスの対象が、PCなのか?(Premiumや従来のプリインストール版)、あるいはライセンス契約をした本人なのか?(Office365 Solo)、これによって変わるということになります。


<参照>
Office製品ラインアップ
Office Preimum FAQ よく寄せられる質問
Office 365 Solo FAQ よく寄せられる質問
Office ホーム
Office Premium
Office 365 Solo
Office 365 Solo は契約者しか利用できない/Hebikuruzure's Tech Memo
Office Premium(オフィス・プレミアム)とは/インストラクターのネタ帳
Office リソース
Microsoft ライセンス条項
「Office 2016」の日本向けラインアップ発表――単独発売は9月30日、Office Mobileにも365提供 (1/3)/ITmedia

posted by クリック at 04:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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