2015年10月03日

Office 製品のサポート期限

先日、Windows版のOffice 2016がリリースされました。一足前にリリースされた、Mac版のOffice 2016と合わせて、これで、とりあえず Office 2016 の時代がスタートしたことになります。

Microsoft Office 2016 提供を開始

ライセンス形態によって、リリース日が若干違いますが、一般ユーザー向けのOffice 365 Soloなどをご利用の皆様はすでにOffice 2016 に乗り換えていらっしゃる方もいるのかもしれませんね?

またOfficeの提供形態も、"POSA" というライセンスキーの記載されたカードを購入して、自分でダウンロードして利用する方式に変わるなど、この Office 2016 から変わるところもいろいろあるようです。

さて今回取り上げたのは、こうした新しいOfficeが導入されると、当然ながら古いOfficeは、次々にサポートが終了することになります。

こうした古いOfficeのサポート期限について確認してみました。

20151001-1.jpg
Officeのライフサイクル

まずは上記のサイトをご覧になって見てください。製品のサポートライフサイクルのところで、"Office" で検索した結果です。
まぁ、普段見慣れたものから見たことないようなものまで製品数の多さにもびっくりしますね。

検索ではうまく見つからない場合には、アルファベット順に表記されている製品一覧から探す方が簡単かもしれません。

20151001-2.jpg

製品もいろいろなので、普段まだ皆様がご利用であろうと思われるものに限定して確認してみました。


【Windows版】


・Office 2003:Office2003のライフサイクル

さすがにご使用の方も少ないかもしれませんが念のため。ご覧いただければお分かり頂けるかと思いますが、すでに、延長サポートも、2014/4/8で終了しています。

・Office 2007:Office2007のライフサイクル

当然ですがメインストリームサポートは、すでに終了。現在延長サポートに入っています。

ただし、

延長サポート終了日: 2017年10月10日

とあるように、これも、あと2年です。


・Office 2010:Office 2010のライフサイクル

Office 2010においては、あと10日余りすると、メインストリームサポートが終了し、延長サポートに入ります。

メインストリームサポート終了: 2015/10/13
延長サポート終了: 2020/10/13

・Office 2013:Office2013のライフサイクル

メインストリームサポート終了: 2018/04/10
延長サポート終了: 2023/04/11

*** Service Pack が当たっていないOffice 2013については、2015/04/14 に終了しているので、Service Pack1をインストールする必要があります。


・Office 2016:Office2016のライフサイクル

当然こちらはまだリリースされたばかりなので心配はいらないでしょうけど、念のため。

ライフサイクル開始日: 2015/09/22
メインストリームサポート終了: 2020/10/13
延長サポート終了: 2025/10/14



【Mac版】

・Office2008:Office2008 for Macのライフサイクル

延長サポートは対象外で、メインストリームサポート終了:2013年04月09日 時点で終了しています。

・Office2011:Office for Mac 2011のライフサイクル

メインストリームサポート終了日:2017/10/10

・Office2016:Office 2016 for Macのライフサイクル

ライフサイクル開始日:2015/09/22
メインストリームサポート終了日:2020/10/13
延長サポート終了日:対象外


Office 365 というサブスクリプションによるライセンス提供方法に変わったことで、Windows版、Mac版両方をご利用の方もいらっしゃるかと思います。Windows版とMac版では多少ライフサイクルも異なりますので注意が必要ですね。


【メインストリームサポートと延長ストリームサポート】

では最後にこのライフサイクルの中で言われている "メインストリームサポート" と "延長ストリームサポート" の違いについて。

ソフトウェア製品のメインストリーム サポート、拡張サポート、セルフヘルプ オンライン サポートの相違点は何ですか/マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシーに関する FAQ

にもありますので、詳細は上記サイトをご参照ください。
かいつまんで簡単に書くと、

メインストリームサポート:セキュリティ更新プログラムはもちろん、仕様変更や新機能の追加など幅広いサポートが提供されます

延長ストリームサポート:提供されるのは主にセキュリティ更新プログラムしか提供されなくなります。


OS同様、新製品、あるいは新しいシステムへの移行をスムーズに行うためにも、現在利用している各ソフトのライフサイクルは把握しておいた方がいいですね。



<参照>
Microsoft Office 2016 提供を開始
Office 2016はパッケージ版が廃止で、POSAとダウンロード提供に
Officeのライフサイクル
マイクロソフト サポート ライフサイクル(製品一覧)
マイクロソフト サポート ライフサイクル - 製品名一覧(アルファベット順)
ソフトウェア製品のメインストリーム サポート、拡張サポート、セルフヘルプ オンライン サポートの相違点は何ですか/マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシーに関する FAQ
Office 製品のプロダクト サポート ライフサイクル(旧Office製品)
Windows ライフサイクルのファクト シート



posted by クリック at 08:56| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古い記事にすみません、
Office2016 Personal ですが、現在延長サポート対象外の表示です。

メインストリームサポート終了日以降、セキュリティパッチは出ると思いますか?
Posted by 権兵衛 at 2017年12月05日 10:11
権兵衛さん

コメントありがとうございます。

メインストリームの間は、機能の更新やセキュリティ更新プログラムなどが提供されるのに対して、延長サポートに入った場合、提供されるのがセキュリティ更新プログラムのみになるだけなので、"セキュリティパッチ" については、延長サポートの期間も問題ありません。

詳しくは以下を参照してみてください。



https://support.microsoft.com/ja-jp/help/884219
Posted by クリック at 2017年12月05日 11:19
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