Windows Liveメール2012 や Outlook2013などで、これまで問題なく利用できていたGmailのアカウントが、認証を求められるようになってきた。
あるいは、新たに取得したGmailのアカウントをメールクライアントに設定を作成しても認証が通らない...
最近時々こうした質問をよく受けるようになりました。
これは最近始まったことではありませんが、Gmailのセキュリティが強化されたことによるケースが考えられます。
昨年(2014年)7月より、Gmailではセキュリティの強化のために、メールクライアントでの利用にあたっては、そのソフトが、OAuth2.0へ対応しているが必須となりました。
【OAuth2.0って何?】
簡単に言えば新しいセキュリティの仕組みということになりますが、このセキュリティの仕組みに対応していないアプリケーションは、Gmailでは、"安全性の低いアプリ" という扱いになり、アクセスが拒否されます。
Windows Liveメール2012やOutlook2013などであっても、これに対応していないため単純に各アプリにメールアカウントを設定してもアクセスが拒否されてしまいます。一方では、MozillaのThunderbirdは、Ver.38.0.1以降で対応しているというように、メールクライアントによってまちまちなのが現状です。
【設定の変更方法】
では具体的に設定についてみていきましょう。
1) まずは、Gmailのアカウントにサインインします
2) 設定(歯車のアイコン)から、"設定" をクリックします
3) "アカウントとインポート" のところから、"アカウント設定を変更" にある "その他のGoogleアカウントの設定" をクリックします
4) 別途、"アカウント情報" の画面が表示されますので、"ログインとセキュリティ" をクリックします
5) "アカウントへのアクセスとセキュリティ設定の管理" の画面の、"安全性の低いアプリの許可" のところを "有効" にします
【これでも認証が拒否される】
これでも認証が通らないケースもあります。多重認証の設定をしているケース。この場合には、別途、アプリケーションパスワードの設定が必要になり、またそれをメーラーのパスワードとして設定する必要があります。
認証が通らないとなると、あれ?ってことになるわけですが、以上のような点を確認してみてください。
もちろん、サーバー名やら、パスワードの入力間違えなど単純な間違いにも、お気をつけて。
<参照>
・メーラーからGmailへの接続時に認証(パスワード)のエラーが生じる場合の対処方法/@IT
・安全性の低いアプリがアカウントにアクセスするのを許可する
・RFCとなった「OAuth 2.0」――その要点は? (1/2)/@IT
2015年09月30日
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