2015年08月18日

Windows 10 で復活した "シャドーコピー"

以前Preview版(英語版)の時に一度取り上げましたが、正式にリリースされたので、再度取り上げさせていただきました。

シャドーコピーが復活

WindowsVista以前の時には、ファイルを削除して、さらにゴミ箱も空にしてしまったりすると、ファイル復元ソフトなどに頼らないと、削除したファイルを復元させることができませんでした。

その後、このシャドーコピーという機能は、Windows Vista(Business)で利用できるようになり、Windows 7では、Home Premiumなど一般向けの製品でもこれをサポートするようになり、いざという時には非常に重宝だった機能でした。

しかしWindows8になって、これが "ファイル履歴" という機能に置き換わり、自分で設定しておかないといけない状況でした。

さてこの "シャドーコピー" の機能が、Windows 10 において正式に復活しました。

20150818-1.jpg 20150818-2.jpg

上記のようにご覧いただけると分かりますが、フォルダの上で右クリックすると...
"以前のバージョンの復元" というメニューが表示されます。

これを開くとファイルの検索が開始される...いつもの画面ですね。

ただし、現時点で確認する限り、以前とはちょっと異なるようです。

以前であれば復元する際、一旦フォルダごとデスクトップなどにコピーを取ってから、その中から必要とするデータを復元するという方法が行えましたが、以前のような "コピー" というボタンがなく、"復元" のみになています。もちろん、この "復元" をクリックすると上書きされてしまいますので、ご注意ください。

20150818-4-1.jpg 20150818-4-2.jpg
* 左:Windows 10 Pro 右:Windows7 Pro

削除されてしまったデータを過去のシャドーコピーの中から探す場合には、”開く” をクリックして、バックアップデータの中を開いて、必要なものが見つかったらコピーして戻す。。。そんなやり方になるようです。

あまり表だって出てくる機能ではないんですが、ファイルを誤って削除してしまったりした時には非常に便利な起動ですので、一度確認してみてはいかがでしょうか?

* Windows Vista Home Basic/Home Premiumでは実行することができません
* Windows Vista Business/Ultimate、Windows 7(すべてのEdition)の場合には、システムの保護が有効(既定値では有効)である必要があります。


<参照>
削除や変更をしたファイルを復元する(Windows Vista)/Epson
第6回 より高機能になったVistaのバックアップ機能/@IT
Windows 10 の「古い復元ポイント」を削除してディスクの空き容量を確保するには/Win10.jp


posted by クリック at 13:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック