Windows10に関する話題は上げればきりがないんですが、今回はWindows10の製品構成と、Windows10 から搭載される "Microsoft Edge" という新しいブラウザについて、ご紹介いたします。
【製品構成】
まずは、Windows10の製品構成から。先日も発表がありましたが、新たにリリースされるWindows 10 は以下の7つの製品で構成されます。
1) Windows 10 Home
2) Windows 10 Pro
3) Windows 10 Mobile
4) Windows 10 Enterprise
5) Windows 10 Education
6) Windows 10 Mobile Enterprise
7) Windows 10 IoT Core
一般コンシューマー向けには、Windows 7SP1(HomePremium)、Windows8.1Upgradeからアップグレードすれば、 "Windows 10 Home" となるので、多くの方はこちらを利用することになるのでしょう。
さてこれも先日報道されたニュースでご存知も方も多いかもしれませんが、Windows 10 Home の場合、Windows Update の適用が自動のみで、その適用方法が、自由に設定できなくなります。
つまり、セキュリティパッチを含む更新プログラムはすべて自動的にインストールされます。
ただし、Windows 10 Proの場合は更新プログラムのインストールを先延ばしにする設定があります。どちらのバージョンにUpgrade されるかによって、その機能にも違いがでてきます。
もちろん、Windows 7 Pro や Ultimate、Windows 8.1 Pro などからアップグレードトすると、"Windows 10 Pro" という "Windows 10 Home" の機能に、スモールビジネス向けの機能を加えたエディションになるので、こちらを利用される方も多いのかと思います。
各エディションの詳細については、参照にもリンクがありますが、Windows 10 の各種エディションの紹介/Windows Blog for Japanをご参照ください。
【新しいブラウザ】
さてWindows 10 から新たに導入されるブラウザ。これが、"Microsoft Edge" です。当然ご存知の方も多いでしょうね。またInternet Explorerも、Ver.11が最後ということも聞いていらっしゃる方も多いかと思います。
IE11から、Edgeに交代するわけですが、交代にあたっては新たに搭載される機能もあれば、サポートされなくなる機能もあります。
さてその新しい、Microsoft Edgeですが、削除される機能に、"ActiveX" などが含まれてます。で気になるのが、まだまだ利用されているFlash....
Flashがどうなっちゃうのか? これについて検証してみました。
【Flashはビルトインされる】
さてその肝心のFlashですが、Microsoft Edgeでは、この機能がビルトインされることになります。簡単に言えば、Google Chromeのようにブラウザの一つの機能として組み込まれ、有効・無効を切り替えて利用できるようになるわけです。Flashの他にも、PDFレンダリングについてもビルトイン機能として搭載されます。
その他の機能>設定>詳細設定を表示 と開くとそこに オン/オフ の設定があります。




一方では、Silverlightは非対応になるという話もあり、VBScriptもそうですが、Microsoftのものとはいえ非対応になるものもあるわけです。
ところでこの機能が無効のまま、Flash が必要なサイトにアクセスするとどうなるのか?
今回は、Hulu Japan という動画サイトで確認してみました。

サイトによって多少表示は異なると思いますが、従来のようにFlashが機能していないとダウンロードするようにメッセージが表示されますが、Adobeのサイトには、Microsoft Edge 向けに、Flash Playerがあるわけではないので、注意が必要です。
【拡張機能】
最初に書きましたが削られるものばかりではなく、当然機能自体が拡張もします。その一つの例が、Google ChromeやFireFoxの拡張機能が利用できちゃうという何ともお得な機能。
・Microsoftの新ブラウザ「Edge」はChrome・Firefoxの拡張機能をそっくりそのまま奪い取る驚愕の仕様であると判明/Gigazine
・ChromeやFirefoxも凌駕する? Microsoft Edgeブラウザの実力 (1/4)/ITmediaエンタープライズ
これにはびっくりです。それでも、便利になるのは非常に喜ばしいことですね。
さてところで、Flash同様にビルトインされるPDFの表示機能。
参考までに、Microsoft Edgeで、PDFファイルの直リンクを開いてみました。

ちょうど従来のようにAdobe Readerが動作しているような感じでは機能しているようですが、機能的にはPDFがブラウザ上で表示できるというだけで、それ以上に便利な機能といった特徴は見受けられないようです。
<参照>
・Windows 10、Windows Updateが自動更新のみに(再起動日の指定は可能)/IT mediaニュース
・Windows10の機能
・「Windows 10」上で最強のブラウザは--「Edge」と競合製品を比較/ZDNetJapan
・Windows 10 の各種エディションの紹介
・Microsoft Edgeの新機能!読み方はエッジ?ME?Windows10からのブラウザ
・Microsoft Edge公式サイト
・MS、「Edge」ブラウザで非対応の技術を明らかに--「ActiveX」「VBScript」など/c/net
・Flash Player Issues | Windows 10 | Microsoft Edge/Adobe
・FAQ/Microosft Edge Dev(Beta)
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