外国語のメールなんて届くことはないし、迷惑メールにしてしまえ....とひとくくりにしてしまえばそれまでですが、英文だからと言ってそんなメールばかりではないはず。時には、その差出人を見たら見覚えのある名前。たとえば海外旅行に行った時に出会った忘れかけていたあの人からのメールであったりとかしたら、何とか読みたいとも思うわけですね。
もちろんインターネットの機械翻訳のサービスなどを利用するのも一つですが、わざわざコピー&ペーストをしなくても、メールソフトに翻訳の機能へ自動的にリンクする機能がついていたら便利だと思いませんか?

実は、Outlookにはそうした翻訳サービスへの接続が可能な機能がついています。機械翻訳ですから、文章的には今一つの感も拭いきれませんが、なんとなく言いたいことはわかる......かな?
今回は、そんなOutlookの使い方をご紹介します。今回はOutlook2010を使用しています。ただし、Outlook2013でも同様です。
1) 届いた英文の文面をドラッグして範囲指定します。指定の際、長いと時間がかかったりうまく翻訳ができなかったりすることもあるようなので、その場合には短く分けて試してみてください

2) 右クリックして、ショートカットメニューから、"翻訳" をクリックします
3) しばらくすると、画面右側にリサーチウィンドウが開いて、Microsoft Translatorでの翻訳結果が表示されます。

操作は簡単ですね。
長い文章を範囲指定した場合などうまく表示されない場合、以下のOutlook2013の例(Outlook2010でも同様)ですが、"文書全体の翻訳" をクリックすると、"文書全体の翻訳" というダイアログが表示されますので、"送信" をクリックすると、ブラウザが起動し、Microsoft Translatorで翻訳された結果が表示されます。




ところでこの機能、実はメッセージの作成の時にも利用が可能です。
機械翻訳ということもあり、その精度も現在のところ今一つなので、翻訳された英文をそのまま貼り付けるわけにもいきませんが、とりあえず英文らしきものは表示されます。
もっとも今回のこのサンプル文の翻訳結果を見る限り、ちょっと使い物にはなりませんね....


またさらに "文書全体の翻訳" の下にある "翻訳オプション" をクリックすると、利用可能な言語の組み合わせなども確認できます。

Skypeでも、テキストチャットの翻訳機能がついたり、さらには音声翻訳などもドンドン進化しているので、今後はこうした機械翻訳も、もっともっと質的に向上してくるかもしれません。
そうなると非常に便利な機能になるかもしれませんね。
Outlookは、こんなこともできるんだ...って覚えておくといいかもしれませんよ。
今回はOutlookでご紹介しましたが、このMicrosoft Translatorを利用した翻訳機能は、Outlookのみならず、WordやExcel、PowerPointなどでも利用が可能です。
・Microsoft Word2013の例
・Microsoft Word Onlineの例
・Microsoft Excel2013の例
・Microsoft PowerPoint2013の例
<参照>
・翻訳オプションへのアクセス方法
・Bing翻訳
・Bing翻訳アプリ(For Windows8)
・Microsoft Translator
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