
・JavaのUpdateの際にスポンサーからのオファーを表示させない
上記のように、以前にも紹介しましたが、Java経由でインストールされるものについては、Javaのコントロール画面から詳細タブを開いて、"スポンサーのオファーを表示しない" という設定にしておけば次回以降チェックをオフにするなど気にしなくても、インストールされません。
ですがどうも実際にいろいろなお客さんのサポートをしていると、JavaがインストールされていないパソコンにもASK関連のツールバーが入っていたり、あるいはホームページの設定が書き換えられたりしているケースなどが最近ときどき見かけるようになりました。
・MapsGalaxy Internet Explorer Toolbar
・Internet Speed Tracker
・Mindspark Toolbar
・CoupoXplorer Internet Explorer Toolbar
・InboxAce Internet Explorer Toolbar
といったツールバーもASK関連のものです。こういったツールバーがインストールされていたりすることがあります。これらが入るとやはり、ホームページもASKに書き換わってしまいます。
・Remove ANY Mindspark Toolbar from IE, Firefox or Chrome
と上記サイトにも関連したツールバーの一覧がありますが、結構いろんなツールバーもあって、これらがインストールされると、同時にホームページの設定もASKに書き変わってしまうようですね。
またこれが入ることで、検索プロバイダーもASKが既定に変わってしまいます。
・Search App by ASK
・Shopping App by ASK など
といったものもアドオンの管理から削除する必要があります。
さらに最近では、
・ホームページの設定を、インターネットオプションのところから変更して戻しても、再度ASKに変更される
・ツールバーを削除したのに、PCを再起動したら自動的にインストールされてしまう
といったケースまで私もいくつか確認しています。
また、Mindspart関連では、最近ときどき見かける、"Slim Cleaner" なども関連しているようです。
さてそうした背景などもあるんでしょう。今回 MicrosoftのDefenderでは、このASK関連のツールがマルウェアとして検出駆除されるようになったと取り上げられていました。

当然ですが、Windows Defenderが動作しているPCには、有効ですが、それ以外の場合(他社のセキュリティソフトが導入されている場合)には該当しないかもしれませんので、ご注意ください。
まぁ、当然と言えば当然なわけなんですが....
<参照>
・弊社マルウェア対策製品が、Ask Toolbar をマルウェア[BrowserModifier:Win32/AskToolbarNotifier] として検出する件について
・Microsoft、「Ask Toolbar」をマルウェアとして扱う方針を明らかに
・Ask.comツールバーの削除方法/JAVA
【関連する記事】
- 無線LANルーターとセキュリティ
- セキュリティソフトのアンインストール
- ESET の影響で、Microsoft Edge がクラッシュする
- ESET インターネットセキュリティがブラウザをクラッシュさせる
- 迷惑メール対策を考える (6) 〜 迷惑メールの発信をブロックするブラックリスト..
- サブスクライバー向けに Microsoft Defender の提供がスタート
- 迷惑メール対策を考える (5) 〜 迷惑メール対策に有効なフィルターの活用
- 迷惑メール対策を考える (4) 〜 迷惑メール対策に定評ある Thunderbi..
- 迷惑メール対策を考える (3) 〜 Outlook for the web の迷..
- 迷惑メール対策を考える (2) 〜 Microsoft Outlook の迷惑メ..