こういったケース。おそらくいろいろなケースがあると思われますが、あくまでもそのうちの一例として、こんなケースがあるということでご紹介させていただきます。
プロバイダーなどが提供しているメールアドレスで利用可能なメールボックスの容量は、プロバイダーによっても、ご契約内容によっても当然異なります。
すっかり、ブロードバンド回線が一般化してる今日、このメールボックスの容量も、どのプロバイダーでも、そこそこ容量があって気にせず使用されている人も多いはず。
でも、一部のプロバイダーでは、まだまだ容量が少ないところもあります。
その一例が、ODN。
・ODNのメールサービス・スタンダードメール
・メールボックス容量追加(ODN)
上記のページにもありますが、基本は、20Mb。それ以上の場合には、オプションでの追加料金が発生するようです。
通常メールボックスの容量がいっぱいになる前に、事前にプロバイダーからメールなどで通知が来るケースが多いとは思いますが、それに気が付かずに使い続けていると、メールボックスが100%になってしまい、今回ご紹介した例のように、設定に誤りもなく、さらにエラーも表示されないのに、新着メールが受信されないという症状になります。
またそうした症状になると、多くの場合、メッセージの送信元にエラーメールが戻ってくるケースが多いかと思います。
ただし、ODNのケースで今回テストメールの送受信などを試して確認する限りでは、テストメールも容量が少なかったせいか? 送信者にエラーのメールも戻ってきませんでした。
もしかしたらある程度の容量があったりすると、送信者にエラーメッセージが戻ってくるかもしれませんが....
でもこうなってしまうと、送信者は送信できたと思うでしょうけど、一方受信者はいくら待っても来ない?といった状況になってしまいます。
【対処法】
さて対処法です。本当に基本的なことなんですが、もう一度しっかり確認しておきましょう!ということで。
1) まずは、Webメールが利用可能であれば、
Webメールでログインして、サーバーの状況を確認してみる
Webメールのサービスがないものであれば、直接ご利用のプロバイダーに相談するか? nPOPのようなメールソフトを利用して、サーバーからメッセージの一覧を取得。容量を確認してみます。
2) メールソフト側の設定で、
サーバーにメッセージのコピーを置く設定を確認する
基本的なことなんですが、普段何気なく使っていると見落としがちな部分ですね。サーバーにメッセージを置く設定になっている場合には、"ごみ箱を空にしたらサーバーからも削除" をする設定にしておいて、まめにごみ箱を空にするか、サーバーから削除する日数を短めにしておく。
以下は、Windows Liveメール2012(左) と Outlook2013(右) の例です。
・Windows Liveメール終了時、自動的にごみ箱を空にする方法について教えてください/Windows Liveメールの場合
また、上記サイトで紹介されているように終了時に自動的に空にするようにしておくのも一つの方法です。
まずはこうした事態を招く前に、ご自身で利用されているプロバイダーのメールサービスがどの程度の容量を利用できるものなのか?など、メールサービスの詳細は最低限確認し、把握しておくべきでしょうね。
どうぞ、皆様ご注意くださいませ。
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