2015年04月24日

"メール送信の取り消し" という Gmailの便利な機能? 

意外とというか? 自分も知らなかったので備忘録として取り上げてみました。

通常メールは、一度送信してしまうと取り消しができません。メールアドレスの入力間違えなどで送ってしまって、エラーで戻ってくればいいのですが、仮にその誤って入力されたメールアドレスが存在したりすると、全く関係のない人にメールが送られてしまいます。

また全く関係ない人じゃなくても、送る相手を間違えたり、文面を読み返したら "あれ?" ってなって修正したかった...なんてことはありませんか?

Microsoft Outlookのように、そのメールアカウントがExchangeサーバーのものであれば、メッセージの送信と取り消すことができるケースもありますが、これはあまり一般ユーザーには関係ないお話。

送信したメッセージを取り消す、または置き換える

さてそんな場合の対処法ですが、

"メッセージをすぐに送らずに、あとで送信できるようにメールソフトの設定を変更しておく"

これがおそらく一般的な対処法だと思います。

<設定方法> (例:Outlook2010)
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1) ファイル>オプション と開いて、"Outlookのオプション" ダイアログを表示します
2) 左ペインの"詳細設定"をクリックし、右ペインに表示される項目を下にスクロールすると、"送受信" という項目がありますので、ここの、"接続したら直ちに送信する" のところをオフにします
3) あとはOKでダイアログを閉じます

こうすれば、メッセージを作成し、送信ボタンを押してもすぐに送信されなくなります。
送られていないメッセージは、"送信トレイ" にありますので、都合のいい時に、あるいは再度中を確認してから、"すべてのフォルダーを送受信" をクリックすれば送信が完了します。

では、そうした設定をしないと全くできないのか?というと、そうでもないんですね。
Gmail(Googleのメールサービス)には、そんな機能が利用可能なんです。

【 "送信取り消し" 機能を有効にする】

この機能、標準では、有効になっていません。なので、まず最初に機能を有効にする必要があります。

1) Gmailにサインインしたら、設定(右上の歯車のアイコン)をクリックして、さらに表示されたメニューの中から、"設定" をクリックします
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2) Gmailの設定画面が表示されたら、"Labs" をクリックします。ここでは、実験的な機能テストの場として、様々な機能が実験的に公開されています。
ここで提供されている機能は、冒頭にもありますが、"随時変更、中断、提供中止されることがあります" とのことですので、突然使えなくなるっていうこともありうることは予めご承知おきください。ここの最後の方に、"送信取り消し" という項目がありますので、こちらを、"有効にする" として、"変更を保存" をクリックします
20150424-3.jpg20150424-4.jpg


【 "送信取り消し" 機能の設定】

では、今度はこの "送信取り消し" 機能を実際に使ってみましょう!

1) まずは、通常通り、自身宛てにTESTメールを送信してみました

2) 送信ボタンを押した後、画面上部に、"メッセージを送信しました" とでてますが、その隣に、"取消" がありますね。こちらをクリックすると、再度メッセージの作成画面に戻り、送信が取り消されたことになります
20150424-5.jpg

3) ただしこの取り消しが表示されている時間ですが、デフォルトでは、10秒になっています。10秒以内であれば取り消せるってことですね。それを過ぎてしまえば、やはり一度送信したものを取り消すことはできません

4) 再度設定画面に入ると、先ほどはなかった、"送信取り消し" という項目が追加されています。こちらの "取り消せる時間" とのことは、5秒、10秒、20秒、30秒 と選択できるようになっています。長めに設定しておきたい方は、こちらで調整してみてください
20150424-6.jpg

そういえば、不要なメールを削除した時にも、ごみ箱に移動するのを取り消すなんてメッセージが、出てたんですね....
20150424-7.jpg

そんなメッセージにも今更ながら気が付きました....

<参照>
メール送信の取り消し/Gmailヘルプ
posted by クリック at 14:09| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | メール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Microsoft Exchange Serverを利用していない場合、メール毎に何分間送信トレーで待ってから送信する方法もあります。また、誤送信を防ぐために、アドインを使って送信するたびに宛先やミスのチェックをする方法もあります。
OutlookNoMissAddin(Outlook専用誤送信対策、暗号化)
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se512150.html
Posted by ゲスト at 2016年01月15日 03:27
ゲストさん

コメントありがとうございます。
アドオン便利そうですね。あとでのぞいてみたいと思います。
情報ありがとうございました。
Posted by クリック at 2016年02月01日 09:30
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