2015年03月27日

表示されるテーマの数がパソコンによって異なる

以前Word2013の例で取り上げさせていただいたこの問題。

Word2013で利用できるテーマの数が減ってしまった

最初に取り上げた際には、"ユーザー オプションとレジストリの設定で Word をリセットする方法 "(KB822005) にて提供されるFix Itを実行することで、改善された...ということをご紹介させていただきました。

確かにWord2013についても、これで改善した... と思われておりましたが、結果その後いろいろ検証する中で、根本的な改善には至っていないことが判明いたしました。

実は、その後さらにいろいろ検証していく中で、同様の症状が、PowerPoint2013、Excel2013でも発生していることが判明いたしました。
複数台数のPCで比較しないと、現在表示されているもので本当に正しいのか?という部分については、中々気が付きにくい部分があり、このトラブルに気が付いていない方も多いものと思われます。

検証環境:
Windows8.1/Office2013
WindowsRT8.1/Office2013RT

PowerPoint2013の例:
20150327-1.jpg20150327-2.jpg


Excel2013の例:
20150327-3.jpg20150327-4.jpg


上記のキャプチャー画像の通り、PowerPoint2013やExcel2013でも同様の症状が発生してます。
Word向けのFix Itではありましたが、試しに該当のPCに適用してみました。

20150327-5.jpg20150327-6.jpg

結果、上記にあるように、こちらを適用することで、PowerPoint2013やExcel2013についても一時的な改善も見られました。

ただし、あくまでも一時的なもののようだったようで、数回にわたり検証してみましたが、PowerPointやExcelが改善したかと思えば、逆に、Wordがまたおかしくなってしまったり、Fix Itをあてても改善がなかったり、さらに表示される件数もまた起動するたびにまちまちだったりと症状は様々でした。

PowerPoint2013やExcel2013においても、根本的な改善にはなりませんが、一度Fix Itをあててリセットをすることで一時的に改善がみられるかどうかご確認いただいてもいいかもしれません。一時的に改善してもそれがすぐに戻ってしまうケースもあれば、しばらく問題なく利用できるようになるケースもあるようです。

WordのFix Itに該当するものが、PowerPoint2013にもないものか? シアトルのPowerPoint Team の方にも確認させていただいていたのですが、今のところそうしたものはないそうです。

本件に関しては、引き続きこちらでも検証させていただき、何か進展、改善策があれば再度ご紹介させていただきたいと思います。

学校などの教育機関や企業の研修施設のように、同じ環境が構築されていないといけないような場合には、特にこうしたPCによるばらつきは問題でしょう。

また一般企業や一般ユーザーであっても、仲間同士で共同作業する際や上司などからデータ作成の依頼などがあった場合、"あのテーマを利用してデータを作成して...." と依頼されても、依頼された側のPCに肝心のテーマが入っていないとなると不便ですからね。

どうにスッキリと改善してもらいたいものです。

posted by クリック at 12:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック