Microsoftコミュニティでは、Windows Liveメールを例にとって紹介しましたので、自分のブログの方では、Outlook2013を利用した形で取り上げてみました。
さて、その第二回目。"POPサーバー編" です。
まずは設定に必要な情報のおさらいです。
【設定情報】
サーバー情報
受信: pop-mail.outlook.com
Port: 995
SSLあり
送信: smtp-mail.outlook.com
Port: 587 (25番ポートがブロックされない場合は、25でも可)
SMTP認証 あり
暗号化:TLS
ユーザー名 <Outlook.comのアドレス>
パスワード <Outlook.comのパスワード>
【Outlook2013への設定】
さっそく設定を見ていきましょう。
1) Outlookを起動し、ファイル>情報>アカウント設定 とクリックし、さらに"アカウント設定" をクリックします。アカウント設定の画面が開いたら、電子メールタブの "新規" をクリックしてスタート。
2) "自動アカウントセットアップ" の画面に従い、名前、電子メールアドレス、パスワード、パスワードの確認入力 と必要事項を入力し、さらに "自分で電子メールやそのほかのサービスを使うための設定をする(手動設定)" を選択して、"次へ" をクリックします。

3) "サービスの選択" のところでは、"POPまたはIMAP" を選択し、"次へ" をクリックします。

4) "POPとIMAPのアカウント設定" のダイアログが出たら受信メールサーバー名、送信メールサーバー名、アカウント名(メールアドレス)と、パスワード(メールパスワード)を入力します。

5)さらにダイアログの右下にある "詳細設定" をクリックし、"送信サーバー"タブを開いて、"送信サーバー(SMTP)"は認証が必要にチェックを入れます。

また、"詳細設定"タブを開いて、"このサーバーは暗号化された接続(SSL)が必要"を有効にし、ポートが、"995"になることを、さらには、送信サーバーのところは、"587" に、暗号化の種類は、"TLS" に変更します。

さて完了?と思ってテストメールの送受信をしてみたら...

こんなエラーが発生。
実は、Outlook.comのアカウントをメールソフトで使用する場合には、事前にOutlook.comの自分のアカウントにサインインして設定を変更しておく必要があります。
この設定がされていないと、上記のようなエラーが出てサインインができません。
とりあえず、エラー画面だけ閉じておいて、Outlookの画面はそのままにしておいて、以下の設定を行っていきます。設定途中ですが、わざわざ中止しなくても、この後の設定が完了すれば、引き続き送受信テストを行って完了まで進めます。
【Outlook.com側の設定変更】
では、今度はOutlook.com側の設定についてみていきます。
1) ブラウザを起動し、Outlook.comのサイトにアクセスし、メールアドレス、パスワードにてサインインします。
サインインの後、アカウント名の脇の歯車のアイコンをクリックして、"オプション"をクリックします。

2) "POPを使ったデバイスとアプリの接続" をクリックします。

3) POPを "有効にする" に変更します。"ダウンロードしたメッセージを削除中" のところはいずれかを選択しておきます。
メールソフトでメールを受信していても、外出先などでも確認したいという場合には、"アプリまたはデバイスによってOutlook.comからメッセージが削除されないようにします。〜" の方を選択します。

4) これで先ほどのOutlookの設定画面に戻って、再度送受信のテストを行ってみますと...正常に完了したことがお分かり頂けると思います。最後に、"完了" をクリックすれば設定完了です。


【設定内容の確認】
最後に、念のためアカウント設定の詳細で確認してみます。"種類" のところでは、 "POP/SMTP" となっていることがお分かり頂けると思います。

データファイルについては、
C:¥Users¥(ログインユーザー名)¥Documents¥Outlookファイル 内に
(メールアドレス).pst という名前のファイルとして保存されていることがお分かり頂けると思います。
さて次回は、IMAPサーバー編をご紹介します。
<参照>
・Set up an email app with Outlook.com
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