2007年05月08日

MRU Listってなに?

Ad-AwareSEPersona(無料版)の起動後の画面スパイウェア対策としてすっかり定着した、"Ad-AwareSE Personal"。日本語表示はできないものの、"Spybot Search & Destroy"(こちらは日本語表示も可能)同様、広く利用されている、非常に重宝なフリーウェアです。
ウィルスバスターやNortonなど著名なウィルス対策ソフトがまだスパイウェアに対応していない頃からスパイウェア対策専門のソフトとして長い実績を持ちます。
検索後の画面。
さて今回は、"Ad-AwareSE"について。既にご利用の方も多いと思いますが、Ad-Awareを起動して、Statusを確認し、必要に応じてUpdateNowをクリックして定義ファイルなどを最新の状態に設定。そしてScan開始という順になるわけですが、スキャン結果として表示されるものの中で、"New Critical Objects"はもちろん怪しいものが見つかったよという意味ですから、内容を確認の上削除するなりの処理が必要になります。
NegligibleObjectsの画面ところで、その検出結果の下に表示されている"Negligible Objects"。いったいこれは何? っていうことで、"Negligible Objects"タブを開くと、何やらよくわからない"MRU List"というのがいくつもあったりする。
前振りが長くなりましたが、これって何? 削除して問題ないものなの? って言うのが今回の話題です。

このNegligible Objects。簡単に言えば"無視可能なオブジェクト"ということで、Critical Objectsと異なり、深刻性はほとんどありません。全くないという可能性はないのですが。このNegligible Objectsに表示されている、MRU List とは、Most Recent Used Listのことで、簡単にいってしまうと最近使ったファイルの一覧のようなもの。つMRU Listの内容まりPCのユーザーが最近利用したファイルや保存したフォルダなどの情報です。パソコンを一人で自宅でご利用などの場合には全く問題ないものですが、PCを複数ユーザーなどで利用する環境では、あるユーザーの利用履歴などといったプライバシーに関わる情報が漏れるということで、Ad-Awareでは検出されてくるわけです。

ですから基本的には削除しても全く問題ありません。逆に細かいことを言えばこまめに削除した方がいいかもしれませんが... ただしこうした情報、実はAd-Awareの様なソフトで削除するのでも構いませんが、他にもそうした情報を削除するようなツールというのはたくさんあったりします。気になるようであれば、Ad-Awareなどを利用せずにそうした専用のソフトを利用する方がいいかもしれませんね。

<参考>
Firewall & Forest

posted by クリック at 10:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | セキュリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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