ピクチャーや、ミュージックなどは正常に開けるのに、ドキュメントだけ応答しなくなってしまうなど、今回のドキュメントに限ったことではなく、特定のライブラリだけ機能しなくなってしまうことがあります。
こうした場合、エクスプローラーからドキュメントを開こうとしても同様に全く応答がなく開けなくなってしまいました。
【エラー表示の出るケース】
類似のケースとして、「"documents.library-ms"は現在機能していません。」とでて開けなくなることもあります。
表示されるケースは以前、
"ドキュメントフォルダやピクチャーフォルダが開けない"
でも紹介させていただきました。
【エラー表示の出ないケース】
今回のケースではエラー表示もなく、アプリケーションログにも何もエラーなどが表示されておりませんでした。
どちらのケースでも、プロパティを開こうとすると、"この項目のプロパティは利用できません" となって、プロパティも開けませんでした。ただし、ドキュメント以外はきちんと表示されました。
本来であれば、次のようなダイアログが表示されるはずです。
今回のケースだと、ドキュメントでしたが、ドキュメントフォルダ内のデータはきちんと残っていました。極端なこと言えばマイドキュメントのショートカットでも作っておけば事足りることなんですが、スッキリしませんので、対処法を探ってみました。
まずはライブラリの正常性を確認してみます。エクスプローラーから開いた場合開けるのか?
今回のケースでは、エクスプローラーからも同様に全く応答せず、右クリックでプロパティを開こうとしても、"この項目のプロパティは利用できません" となって開くことができないことが判明。どうも以前の時のようにライブラリが破損したような状況でした。
【対処法】
さて対処法ですが、結果的には前回と一緒です。なので、今回はその過程を画像も使いながら細かくご紹介いたします。
1) エクスプローラーを開きます
2) 左ペインのところから開かなくなったライブラリ、今回は "ドキュメント" を右クリックして、削除します
3) "このフォルダーをごみ箱に移動しますか?" と聞いてきますが、これは決して、データまですべてをごみ箱に移動するという意味ではありませんので、安心して、"はい"をクリックしてください
4) エクスプローラーで確認すると、ドキュメントがなくなっております
5) 続いてライブラリの復元に。ライブラリを右クリックして、"既存のライブラリを復元する" をクリックします
6) ライブラリにドキュメントが復帰したことを確認していただけるかと思います
これでライブラリの復元ができましたので、再度スタートボタンからドキュメントフォルダを開いてみました...
きちんと表示され、また右クリックからプロパティをクリックするときちんと表示されるように復元されました。
エラー表示がされないという点では前回と異なりますが、いずれにしてもユーザーのライブラリの表示がおかしくなってしまった、あるいは機能しない場合には、既定のライブラリを復元してみるのがいいようです。
<参照>
・ドキュメントフォルダやピクチャーフォルダが開けない
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