私の場合、なかなかタッチのみでOffice製品を操作するって機会がほとんどなかったこと、さらにデスクトップのPCなどでタッチに対応していないモニターだったりしたので、Surfaceを利用してOffice2013RTを操作するぐらいでしか、こうした機能とも縁がないので気がつきませんでした。もちろんタッチの方が扱いやすい場面も多々あるでしょうから、今後のための備忘録として取り上げてみました。


上記の2つの画面の違い。お分かり頂けますか?画像はSurface2で、Word2013RT(Office2013RT)の画面です。今回ご紹介する話は、Office2013/2013RTともに共通するお話です。
左が、タッチモードの場合で、右がマウスモードが有効な場合です。一目瞭然ではありますが、タッチモードの場合には、タッチ操作が行いやすいように、ツールバーの間隔が広がってますよね。

モードの切り替えボタンのところには、タッチモードについて、"コマンドの間隔が広がります。タッチで操作するときに向いています" と説明がありますが、そんなに単純な話でもないようです。
実はこのモードの違いによって利用できない機能もあったりするわけです。その一つが今回ご紹介する "背景の削除" という機能で、今回はWordの例でご紹介しますが、Excelでも、Power Pointでも同様です。
★ "背景の削除" という機能はどんなものなのか?
・図の背景を削除する
上記にあるように、Office2013から利用できるようになった、Jpeg画像の背景の切り抜き(削除)をするための機能です。
★ どこが違うのか?
さて本題ですが、一体どこが違うのか? 以下の画像がその違いになります。


ご覧いただければお分かり頂けると思いますが、タッチモードが有効の場合(左の画像)、"背景の削除" タブをひらいても、"すべての変更を破棄" と "変更を保持" しかありません。
これに対して、マウスモードが有効な場合(右の画像)、"背景の削除" タブには、"削除する領域としてマーク"、マークの削除"、すべての変更を破棄"、"変更を保持" の機能が利用できることをお分かり頂けると思います。
ですので、背景の削除の機能を利用しようとした時に、それがタッチ対応のモニターだったり、PCだったりする場合には、それが普通と思ってしまい、意外と気が付きにくいのですが、この機能が使えないといった場合には、このあたりの設定を確認する必要があります。
モードの切り替えは、以下の通り。クイック起動ツールバーのところにコマンドが表示されている場合にはそちらから、表示されていない場合には表示に設定しなおしてから行います。

他にもあるかもしれませんが、今のところ具体的にご紹介できるものがないので見つかったらまた改めてご紹介させていただきます。モードによって機能に違いが出る。当然ありうることなんですが、注意したいですね....。
参考までに、Excelの場合、Power Pointの場合は以下のような感じで違います。
Excel2013/2013RTの場合


Power Point2013/2013RTの場合


注意)今回ご紹介した機能ですが、PCあるいはモニターが、タッチに対応している、していないに関わらず、こうした機能の切り替え自体はOffice2013にあるため、当然タッチに対応していないPC環境であっても、設定によって起こりうるトラブルということになります。
<参照>
・Office 2013に見る、現実的なタッチ・アプリの方向性/@IT
・【ここが変わった!Office 2013】操作編:タッチ操作での文書作成は想像を超える快適さ!
・タブレット PC でタッチ操作を快適にしよう/Office活用 TIPS
・Office 2013でタッチモードへ切り替える方法
・Office タッチ ガイド
【関連する記事】
- メモ帳の自動保存機能が、通常バージョンに展開!
- ショートカットキーで、画像を選択する
- Office の基本操作 2023-06-1 Word の画面に画像を挿入したら..
- Word のデータが Kindle アプリで読めるようになる!
- Word に新たなショートカットキーが追加。Zoom機能がさらに身近に!
- テキストのみ貼り付けるショートカットが Word で利用可能になります
- Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報
- "Smart Save Reminder" で保存し忘れを未然に防ぐ機能が追加さ..
- Windows 版 Word に追加される新たな機能「トランスクリプト」
- Microosft Word で作成された年賀状を開くと「Microsoft W..