何かしらレイアウトものを作成する際に、写真などのイメージと文字の配列を事前にわかりやすくレイアウトするために利用したり、サンプルデータとして利用したりと、その活用方法はさまざま。意外と便利なんですよね、この機能。
いざ何かレイアウト調整のために、文字データがほしいよな?と言ってもとっさに何か思いつくわけではないので、以前ならいつも、四苦八苦します。
私がよく利用するのが、"=rand()" という関数。
=rand(p,l)
p(ピー):段落の数
l(エル):各段落に挿入する行の数
*"行の数" というとわかりずらいかもしれませんが、"文章の数" っていう方が表現的には正しいかもしれませんね。
いくつか試してみることにしましょう! わかりやすくマーカーで色分けしてみました。
=rand(3,1) とした場合

1行の文字で構成された段落が、3段。つまり、3行作成されるってことになります。
ただし、"l" で示す行数は、1であっても、長めの文書だったりすると、余白の設定によっては複数行になってしまうこともあります。
=rand(3,3) とした場合

この場合、3行の文章で構成された段落が、3段になります。やはり、1行の文章が長いと3行以上にはなります。
さて、これ以外にも、
=rand.old(p,l)
Word2003以前のバージョンと互換性のあるローカライズされたサンプルテキスト
=lorem(p,l)
ローカライズされていないラテン語風のサンプル テキストを Word 2007 または Word 2010 で挿入できます。
またこのサンプルテキスト。意外にも、Word Online でも利用が可能です。
やり方は一緒ですが、Word Onlineでは、=rand(p,l) のみ利用が可能で、ラテン語風のサンプルテキストが挿入されます。

レイアウト配置のために何かサンプルテキストがないかな?っていう時にはぜひご利用になってみてください。
<参照>
・サンプル テキストを Word の文書に挿入する方法
・Word のヘルプで表示されるテキスト「Lorem ipsum より sit amet」の説明
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