さらにこれはどんな意味を持つ設定なのか?

上記にもあるように、通常この設定は、デフォルトでは、OFF。つまり、位置情報の提供を許可する設定になっています。ただし、通常は、以下で参照させていただいたMicrosoftのサイト "Internet Explorer のセキュリティとプライバシーの設定を変更する" にもあるように、"Internet Explorer では、サイトが位置情報を要求するとユーザーに通知されます。通知されたとき、サイトが位置情報を 1 回だけ使用できるようにする場合は、[一度のみ許可] をタップまたはクリックします。サイトを訪問するたびに位置情報を使用されてもいい場合は、[常に許可] をタップまたはクリックします" となっております。
【 位置情報とは? 】
まずこの設定でいう、"位置情報" というのが、どんなものなのでしょうか?
ちょうど、生協のHPでも触れられてましたが、これは、ネットワークの接続情報を基にした、位置情報のことで、特別、皆さんの住所や番地を意味するわけではありません。
【 どういった場面で利用されるのか? 】
参照させていただいた、"Internet Explorer のセキュリティとプライバシーの設定を変更する" では、"地図情報サイトは、ユーザーの物理的な位置を要求して、そこを中心として地図を表示できます" とあるように、地図情報サイトなどは、そのいい例かもしれません。
他にも検索した地域や位置情報に基づいた地域情報の提供など、位置情報を利用したサービスには様々なものがあります。
その仕組みとか流れについては、"Firefox の位置情報通知機能" のところにもあるとおりです。
【 どうやって取得しているのか? 】
イーモバイルやWiMaxなどのWifiサービスや、携帯やタブレットに搭載されれているGPSなどはまさにこうした位置情報を取得するための手段です。ただし、一般のPCの場合にはこうした機能がないため、通常は、プロバイダーの割り振るIPアドレスから大まかな位置情報を取得していることになります。GPSなどに比べれば精度も低いわけですね。
参考までにブラウザとしては、以下のものがこうした位置情報を提供する機能を持っています。
Geolocation APIをサポートしているブラウザ:
Internet Explorer Ver.9以降
FireFox Ver.3.5以降
Google Chrome Ver.5以降
Safari Ver.5以降
Opera Ver.10以降
さらにIE用のGoogleツールバーでも、位置情報検出サービスが組み込まれているんですね。ですから位置情報を取得するために利用されているのは何もブラウザに限ったことではないということになります。
こうしたことを考えて、位置情報を検出されたくない、あるいはそうした機能が無効になっていても問題ない場合には、チェックをいれてONに。またそれはちょっと不便だ...という場合には、デフォルトのままご利用になるなど、ユーザー側で、その用途に応じて設定を変えていく必要があります。
<参照>
・GoogleがFirefoxの標準位置情報プロバイダーに
・Internet Explorer 10/@Seikyou Internet
・Internet Explorer のセキュリティとプライバシーの設定を変更する
・現在地の共有/Google Chromeヘルプ
・Firefox の位置情報通知機能
・位置情報を取得する仕組み/@IT
・Geolocation 機能/Opera
・Googleは位置情報の利用に熱心― ツールバーにも追加
【関連する記事】
- いよいよあと数時間で、Internet Explorer 11 の完全無効化へ
- Internet Explorer 11 がいよいよ無効化へ
- 2つの Internet Explorer 11
- Internet Explorer 11 のサポートが終了
- 動画サイトの利用環境
- Internet Explorer を起動したら、下部に、Microsoft E..
- IE11での Office for the web のサポートが終了、アクセスで..
- Internet Explorer 11 で、PDFファイルが開けない
- Internet Explorer のサポート終了は、プラットフォームにもよる
- Internet Explorer のサポートは、2022年6月15日に終了