・ショートカットアイコンをダブルクリックしても全く応答がない
・ダブルクリックして、"開始しています" と出ても全くそこから先に進まない
・ダブルクリックしても、"動作を停止しました" と表示されてしまう
など、まともに起動すらできない場合には、エラー番号ですら確認しようがありません。
今回はこうしたケースの対処法について整理してみました。
【 再起動をしてみる 】
どんな状況にせよ、"開始しています" と表示されるところまでは動くのであれば、一度 Windows Liveメールを再起動してみましょう。
"開始しています" の状態では、まずは一旦終了する必要があります。その場合には、タスクマネージャーを起動して、プロセスから、"wlmail.exe" を探してプロセスを終了します。
Windows Liveメールの再起動のみでは改善がない場合には、PC自体も一度再起動してみてください。
【 Windows Live Essentials あるいは、Windows Essentialsの修復をしてみる 】
次のステップはプログラムの修復です。
・コントロールパネル>プログラムのアンインストールとクリック
・Windows Essentialsなどのプログラムの上で右クリックしてアンインストールと変更をクリック
・"すべてのWindows Essentialsプログラムの修復" をクリックします
【 再インストールしてみる 】
上記のステップを経ても改善がない場合には、一旦削除して再インストールしてみることになります。
通常は、修復の時と同様に
・コントロールパネル>プログラムのアンインストールとクリック
・Windows Essentialsなどのプログラムの上で右クリックしてアンインストールと変更をクリック
・"Windows Essentialsプログラムの削除" をクリックします
ただし、これでも削除がうまくいかない。あるいは、この手順で削除して再インストールしてもうまくいかない場合には、
・アンインストールファイルのダウンロード
上記をクリックして、アンインストールを行います。
a. 上記のリンクをクリックすると、画面下部に、実行、保存、キャンセルのボタンが表示されます
b. "実行" をクリックして、ユーザーアカウント制御の画面は、"はい" で許可して、さらに英文で "Would you like to uninstall now" と出てきたら、"はい" をクリックして進みます。この画面では、Windows Live Essentials2011と出てますが、Windows Essentials2012でも問題ありません
c. 削除が開始されます。グリーンのバーが伸びて、最後まで行くとこのプログレスバーは消えます。削除完了後に、特別 完了しましたといったような画面も出ませんので、この画面が消えたら完了です
削除が終了したら、一旦PCを再起動。
再起動後に、
・オフラインインストールファイルをダウンロード
a. 上記のリンクをクリックしてオフラインインストールファイルを実行します
b. "インストールするプログラムの選択" 画面がでたら、"すべてインストールする" か、"インストールするプログラムを選択" のいずれかを選択して進みます。メール以外のものは必要ない場合には、後者を選択して不要なプログラムのチェックを外してお進みください
c. 進捗が表示され、インストールが開始されます。完了後、"完了しました" と表示されたら、"閉じる"ボタンをクリックして終了します
インストールが完了したら、Windows Liveメールを起動。"マイクロソフトサービスアグリーメント"の画面がでたら、"承諾" をクリックすれば従来通り起動してくるはずです。
注意) Windows Liveメールのメッセージデータやアカウント情報は、通常上記の手順で削除しても、データは削除されないので、再インストール後には、また元通りに表示されます。ただし、重要なファイルがある場合など、必要に応じてデータのバックアップを取っておこうという方は、以下のところにデータが保存されておりますので、フォルダごとバックアップしておいてください。
cドライブ>users>(ログインユーザー名)>AppData>local>Microsoft と開くとある、
"Windows Live Mail" というフォルダにデータが保存されています。
なお今回は、Windows Essentials2012 をインストールしましたが、Windows Live Essentials2011 をどうしてもインストールしたいという場合には、以下のオフラインインストールファイルをダウンロードして実行してみてください。
・オフラインインストールファイル(Windows Live Essentials2011)
今回はアンインストール・再インストールの手順を中心にご紹介いたしましたが、最初に書きましたようにWindows Updateなどが原因で起動できなくなることもあるようです。以下は参考まで。
・KB2454826 のインストール後に Windows Live Mail が応答を停止するか、起動に失敗する
【2014.08.16更新】
Windows Liveメールが起動時に読み込むCalenderのファイルが破損したりすると、"開始しています" のままで起動できなくなってしまうといったこともあるようです。その場合、以下のCalenderファイルを削除して、PCを再起動してからWindows Liveメールを起動すると再構築され、起動できるようになるケースもあるようです。
C:¥Users¥(ログインユーザー名)¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows Live Mail
とひらいて、"Calendars" をフォルダごと削除します。
確かにこれで正常に起動するようになったケースも...あくまでも一つの対処法として、再インストール前の段階で試してもよろしいかと思います。
【2015.05.15更新】
色々なケースがあると思いますが、今回単純に一旦セーフモードで起動した後、再起動しただけで正常に動作するようになるケースも確認できました。
また他にも一旦、Windows Live Mailフォルダをリネームして再構築させたうえで、リネームしたWindows LiveMailのデータを取り込みなおすという方法も....。
再インストールもさることながら、セーフモードでの起動は一度お試しいただくといいかもしれません。
【2015.09.04更新】
・Excel 2013を起動したら、タイトルバーに "ライセンスのない製品" と表示された
上記の中でも触れていますが、Windows8/8.1/10でこの症状が発生する場合には、一度完全シャットダウンをお試しください。
意外と、これだけで改善するケースもあります。
<参照>
・Windpws liveメールが起動出来なくて、空き容量とメモリー不足(0×80041161)と表示されています/Microsoftコミュニティ
さらに、Windows Liveメールが起動しないときの対処法など
・Windows Live メールのQ&Aリンク集/NEC
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コメントありがとうございました。
とりあえずは、修復できてご利用可能になってよかったですね。
ご使用の環境にもよりますが、Windows8.1とかWindows10などのケースで、Windows Liveメールを開くと、"開始しています"の状態で、起動できない場合には、PCの完全シャットダウンという方法でも改善できたかもしれません。
次回また同じようなトラブルになった時には、お試しください。