当然ですが、Word Online同様、Web版の無料Office。当然デスクトップ製品と比べて制限や制約があるのは仕方ないことですが、その違いをよく心得て利用することで、よりスムースに、そして誤解のない使い方ができるというものですね。
【ツールバーの比較】
Wordの時と同様にまずはツールバーを比較してみます。もちろん搭載されている機能の違いは明らかですね。

Excel2013のタブ部分

Excel Onlineのタブ部分
【機能の違い】

こちらについても内容がやはり多岐に渡るため詳細は、"ブラウザーとデスクトップで異なるブックの機能" のところをご参照ください。この中の、"Excel Online と Excel 2013 デスクトップ アプリで使用できる機能の比較"のところでは、わかりやすく機能の比較が紹介されております。
さて、機能については"Excel Online と Excel 2013 デスクトップ アプリで使用できる機能の比較"を参照していただくとして、こちらでも印刷におけるデスクトップ版との違いについて取り上げてみます。
印刷の動きは、Wordとまた異なります。ファイルから印刷をクリックすると、"印刷オプション" のダイアログが表示されます。
ここで、印刷範囲を、選択された部分なのか?シート全体なのかを指定します。

次に印刷用の新しい画面(印刷用のHTMLドキュメントが生成されます)が表示されます。その画面内にある"印刷"ボタンをクリックすると、印刷の画面が表示されますので、プリンターを選択して印刷を開始します。

このあたりはWord OnlineのようにPDFを生成して印刷するという動きとも違うので、多少違和感を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
TechNetのサイト "Excel Online" にもありますが、普段よく使いそうな機能ではありますが、条件付き書式や入力規則などといった機能は利用できません。また配列数式を設定する際に利用する、Ctrl+Shift+Enter という操作もデスクトップ版のアプリでは利用できても、Excel Onlineでは利用できません。
こうした違いをしっかり心得ていれば、いざExcel Onlineを使用したときに、"あれ?" とならないで済みますね。
<参照>
・ブラウザーと Excel でのブックの使用の相違点
・Excel Online
・無料のオンラインOfficeアプリ「Office Web Apps」は使えるのか? (3/3)/@IT
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