Inprivateブラウズモードは、IE8からついた機能。
この特徴は、
1) 現在のウィンドウ(Inprivateモードのウィンドウ)が開かれている間のみ保護有効なこと
2) 終了するには、Inprivateモードで開かれているウィンドウを閉じるだけと簡単
3) 閲覧する際の、Cookie、インターネット一時ファイルなど、ユーザーが訪れているWebページを表示出来るように機能し、終了後には情報が破棄されること
どんな情報が保持され、消去されるかは、
・Internet Explorer 9 使用時のプライバシー保護
のサイトを参照してみて下さい。
さて、今回、"Inprivateブラウズモード" を取り上げたのは、特にWindows8以降でのお話し。もちろん、Windows8以前でも同じようには利用可能です。
Inprivateブラウズモードというと、コンピューターに自分が訪れた Web ページや、入力した情報などが残らないようにするものだけど思われますが、そんなことだけじゃありません。
ご承知の通り、Windows8をご利用の際、マイクロソフトアカウントでサインインした場合、Internet Explorerで、マイクロソフトアカウントが必要なサービスに接続すると、サインインをクリックすると、当然、現在ログインしているマイクロソフトアカウントでサインインしてしまいます。
他のSkyDriveなどを参照する時などで、別のマイクロソフトアカウントでサインインしないと行けないようなケースでは、一旦、サインアウトして、作業終了後に、再度サインインするのも、これはちょっと手間。また2つのSkyDriveを同時に確認したい時など別のブラウザでログインしないといけないなんてのもまた面倒。

そんな時に便利なのが、"Inprivateブラウズ" です。例えば Internet Explorerを起動して、もう一つ、Inprivateブラウズで起動すれば、わざわざ現在サインインしているサービスをサインアウトせずに、別ウィンドウで、サービスにサインインできますので、複数のアカウントで同じサービスを同時利用することが可能になります。
終了時は、ブラウザの画面を閉じるだけ。特別何かする必要はありません。
Inprivate ブラウズってこんな使い方もあるんだな?というご紹介でした。
<参照>
・Internet Explorer 8のInPrivateブラウズ・モードとは
・Windows Internet Explorer 8 のプライバシーに関する声明
・Internet Explorer 8/9/10/11 : InPrivateブラウズを使用する方法
・Internet Explorer の InPrivate ブラウズ
・Windows 7 の Internet Explorer 10 のプライバシーに関する声明
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