ご存じの方も多いと思いますが、Windows8が発売された当初、Windows8に搭載されている、スタートUI上のInternet Explorer10と、デスクトップから起動するInternet Explorer10では、その動作が一部異なりました。
大きな部分では、Flash を利用したサイトでの制限がありました。スタートUI上のIE10では、CVリスト(Comatibility View List/互換表示リスト)に記載された "ホワイトリスト" からのみ再生される様な仕組みになっていたため、特に問題ないサイトであっても、ここにない場合には、デスクトップ版のInternet Explorerを起動して利用するしか方法がありませんでした。
IE10でほぼすべてのFlashコンテンツを表示可能に
ただし上記のサイトにもあるように、こうした制約が、3/13に配信されるIE10の更新プログラム(KB2809289)の適用により解除されるようになりました。
逆に今後はこのCVリストは、再生を拒否するための "ブラックリスト" としての役割を担うことになったようです。
こちらについては、Windows8だけではなく、SurfaceRTに搭載されているWindowsRTの環境下でも一緒ということになります。
ただし、そもそもこのCVリストのきっかけになったのは、以下のサイトにもありますが、"Flash がブロックされる最も一般的な理由は、Windows RT で使用できない他のプラグインがサイトで使用されていることです。そのため、キュレーションされた CV リストが Windows RT のデスクトップの IE に適用されます" とあった様にFlashの使われているサイトの場合、それ以外にもWindowsRTなどで利用できないプラグインが利用されていることがあるためCVリストでホワイトと判定されているところしか表示できない状況だったようです。
なので、仮にFlashの部分がクリアになったとしても、それ以外のプラグインとの関係で、WindowsRTのIE10やWindows8のスタートUIでのIE10ではうまく動作しないサイトはあるかもしれませんね。
またWindows7向けに配布されているIE10についても、一部サイトが正常に表示されないこともあるようです。こうした場合には、Windows7/8に限らず、以下で参照させて頂いた、互換表示設定を試してみて下さい。
<参照>
・Windows 8 の Flash/IEBlog
・ARMアーキテクチャのWindows RTファースト・プレビュー/@IT
・Windows 8 の IE トラブル対処法 : 互換表示を試してみる
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