セキュリティという観点からすると必要な機能なのですが、当初よりExcel2003では、ネットワーク上の共有フォルダにあるExcelファイルを開こうとすると時間がかかるといった問題もあったため、一部 Fix It で、この機能を無効にする方法も提供されておりました。(Office2007/2010ではこうした症状は発生していないようです)
ただし現在は、この問題も KB2553065 という修正プログラムを適用すると改善もされるようです。
・Office 2010 ファイル検証の更新プログラム (2011 年 9 月 13 日) について
* Office2010 とありますが、Office2003/2007 でもインストール可能です
さてこの機能。もちろん、全く不要な機能ではないのですが、誤検知も結構あるようで、何でもないはずのファイルについても警告のダイアログが表示されてしまうことがあるようです。ちょうど、Microosft Answersの所でもみかけましたが、自分で作成した問題のないはずのファイルなのに警告のメッセージが表示されてしまうというようなことがでてましたので、改めて取り上げてみました。
決して "削除してしまえ〜" ということを推奨するわけではありませんが、どうしても削除したいということであれば、
コントロールパネル>プログラムの追加と削除
あるいは
コントロールパネル>プログラムのアンインストール
から削除することも可能です。
レジストリを調整する方法もあるようですが、Excel2003の例にあるようにかなり煩雑な手続きが必要になります。
<参照>
・Office 2003/2007 のファイル検証機能の組み込み
・診断ツール Fix it: マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: Office 2003、2007 Office、および Office 2010 の Microsoft Office ファイル検証の問題:2011 年 4 月 12 日
・Office File Validation (OFV) アドインがインストールされた Excel 2003 でネットワーク上のファイル共有から XLS ファイルを開くのが遅い
・Office ファイル検証機能のアドイン (KB2501584) 適用後、ネットワーク共有上の Excel ファイルを開くのに時間がかかる
・ネットワーク経由で Excel ブックを開く処理が遅い
・Office File Validation for Office 2003 and Office 2007