以前にも紹介したGIMP。フリーでありながら大変高機能で重宝なグラフィックスソフトですが、今回は、Sodipodiというやはりフリーでありながらドロー系のデータを扱えるソフトをご紹介。実はインストールの際に、エラーが何度か出てうまくいかなかったので、次回以降自分でやるときにスムーズに行くようにというための覚え書きでもあります。
1)インストール
さて、GIMPでも、sodipodiにしても、これらのソフトをインストールする前に、"GTK+ 2 for Windows" のインストールが必要になります。いわゆるランタイムライブラリーで、これらのソフトを動かすのに必要なデータ集みたいなもの。ですから、GIMPのときにも一緒にダウンロードしてインストールしないとGIMPは起動できません。
さてまず最初に出たエラー。この"GTK+ 2 for Windows"をインストール中に"zlib-1.dll "のリネームができなかったとのメッセージ。手動でリネームするようにとのこと。
とりあえず作業を続けて、GIMP、Sodipodiとインストールのみ先にしてみた。GIMPのインストールの際にも同様のエラーがでたものの、作業はそのまま続行。
この段階ではファイルのリネームも行っていませんでした。
2)起動
そして、まずGIMPから起動。とりあえずGIMPは問題な起動。なぁ〜んだ、別に問題ないジャンって思って、次にSodipodiを起動したら、怒られた... "zlib-1.dll"が見つからないと。やはりエラーはきちんと対処しないと先に進めないものだとあきらめて、ライブラリからファイルを探す作業へ
3)zlib-1.dllを探してリネーム
このファイル、どこにあるかといえば、Cドライブ>Program Files>Common file>GTK>2.0>binフォルダの中にある、"zlib1.dll"がリネームする前のものだと判明。このデータをコピーして、まずは、Sodipodiのフォルダへ。そして"zlib-1.dll"とリネーム。
4)次なる課題 "libgmodule-2.0-0.dll"のエラー
さてこれでSodipodiも起動するのか?と思いしや、実際に起動してみると今度は"プロシージャエントリーポイントg_module_open_utf8がlibgmodule-2.0-0.dllから見つかりません"とのエラー。一応念のためSodipodiフォルダ内の該当ファイルはリネームしておいて、このファイルの大元である、Cドライブ>Program Files>Common files>GTK>2.0>binフォルダ内にある、"libgmodule-2.0-0.dll"をコピーして、Sodipodiフォルダ内へ貼り付け。
ということで晴れて、GIMPとSodipodi両方が起動できるようになりました。Sodipodiの扱えるデータは、SVGデータのみ。もっと他のドロー系のデータを扱うのであれば、同じフリーのものでもInkscapeの方がいいのかもしれません。こっちだとSVG形式のみならず、PNG形式へのエクスポートや、EPS形式への出力にも対応しています。ただし、EPS形式のインポートは現状無理なところもあって、ちょっと残念なところもありますが...。
関心のある形は以下のサイトを参考にダウンロードしてご利用になってみてください。
<各ソフトダウンロード先>
GIMP
*GTKもこちらから忘れずにダウンロードしておいてください
Sodipodi
Inkscape
<各ソフトの紹介記事>
GIMP
Sodipodi
Inkscape
この他にもいろいろ検索すると使い方を説明したページがわんさかと引っかかってきますので参考にするといいですね。また最近はGimpについては、解説本も種類が増えつつありますので、大きな書店に行くとおいてあるケースもあります。
2007年01月21日
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これまで、イラストレーターや、CorelDrawでやっていたパンフレットのレイアウトなど実際に試してみることに... さてどうなることやら。